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第百八十六話

 朝早くから孫が泣きながらやって来た。

「おばあちゃ~ん、おじいちゃ~ん」

「どうしたの」

 困ったように娘も入ってきた。

「ママが僕のおもちゃを捨てちゃった」

「どうしてそんなことを」

 口をとがらせて娘が

「だって、あれがおもちゃだなんて気づかなかったのよ」

「ぼくが作ったの」

 だんだんわかってきた。

「どんなおもちゃを作ったの」

「新聞で剣とマスクを作ったの」

 家内が新聞の束を持ってきた。

「戦士十人分よ!」

 孫の目が輝く。

 

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