186/612
第百八十六話
朝早くから孫が泣きながらやって来た。
「おばあちゃ~ん、おじいちゃ~ん」
「どうしたの」
困ったように娘も入ってきた。
「ママが僕のおもちゃを捨てちゃった」
「どうしてそんなことを」
口をとがらせて娘が
「だって、あれがおもちゃだなんて気づかなかったのよ」
「ぼくが作ったの」
だんだんわかってきた。
「どんなおもちゃを作ったの」
「新聞で剣とマスクを作ったの」
家内が新聞の束を持ってきた。
「戦士十人分よ!」
孫の目が輝く。
朝早くから孫が泣きながらやって来た。
「おばあちゃ~ん、おじいちゃ~ん」
「どうしたの」
困ったように娘も入ってきた。
「ママが僕のおもちゃを捨てちゃった」
「どうしてそんなことを」
口をとがらせて娘が
「だって、あれがおもちゃだなんて気づかなかったのよ」
「ぼくが作ったの」
だんだんわかってきた。
「どんなおもちゃを作ったの」
「新聞で剣とマスクを作ったの」
家内が新聞の束を持ってきた。
「戦士十人分よ!」
孫の目が輝く。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。