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第百五十九話

 家内が朝から珍しく拭き掃除をしている。

「どうしたんだい。お客さんでも来るのか」

「それがね、宏さんの弟の武さんが来るのよ」

「ふーん」

「武さんが彼女も連れて来るって」

「へえ」

「あなた、階段拭いてちょうだい」

「えーっ!」

 抵抗する間もなく雑巾を渡された。


 武君が彼女と登場。

 そこへじんまで登場。

 綺麗で優しいお姉さんに浮かれ過ぎてついスカートをピラリ。

「ぎゃああ」

 家内と娘の悲鳴。


 じん、やるね。

 目の保養になった。

 



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