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第百五十七話
台風が来る。
朝からそのニュース。
「おーい、雨戸を閉めようか」
「そうね、風も強くなってきたわ。大雨になる前に閉めて」
「よし」
子どもの頃はこの真っ暗が楽しみだった。
「おじいちゃん」
ほら、やって来た。
「今日は怖いお話をしてあげよう」
ワクワクしながらも孫の目が恐怖で見開いて来る。
「お皿が一枚、二枚、……」
ガッシャーン。
皿を割る大バカ者が台所にいる。
そんな効果音はいらん。
じんが驚き過ぎて腰を抜かしたようだ。
台風が来る。
朝からそのニュース。
「おーい、雨戸を閉めようか」
「そうね、風も強くなってきたわ。大雨になる前に閉めて」
「よし」
子どもの頃はこの真っ暗が楽しみだった。
「おじいちゃん」
ほら、やって来た。
「今日は怖いお話をしてあげよう」
ワクワクしながらも孫の目が恐怖で見開いて来る。
「お皿が一枚、二枚、……」
ガッシャーン。
皿を割る大バカ者が台所にいる。
そんな効果音はいらん。
じんが驚き過ぎて腰を抜かしたようだ。
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