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第百五十四話
朝から墨をする。
書店で見つけた般若心経を書く本。
フムフム。
この字の大きさがちょっと。
持ってる小筆でこれを書くのはかなり難しい話。
少しくらい大きくてもいいか。
安い半紙なら山ほどある。
まあ書いてみよう。
「あ、これはちょっと」
「また、間違えた」
「おっと、墨が落ちた」
書きなぐりの紙がやたらと増える。
家内が隣の部屋で韓国ドラマを見ている。
コマーシャルになってこちらを覗いて一言。
「煩悩の数くらい失敗したのね」
朝から墨をする。
書店で見つけた般若心経を書く本。
フムフム。
この字の大きさがちょっと。
持ってる小筆でこれを書くのはかなり難しい話。
少しくらい大きくてもいいか。
安い半紙なら山ほどある。
まあ書いてみよう。
「あ、これはちょっと」
「また、間違えた」
「おっと、墨が落ちた」
書きなぐりの紙がやたらと増える。
家内が隣の部屋で韓国ドラマを見ている。
コマーシャルになってこちらを覗いて一言。
「煩悩の数くらい失敗したのね」
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