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第百二十九話
「もしもし、奥様でいらっしゃいますか」
「ええ、そうですけど」
「こちらは東京のマンションを投資のために紹介している者です」
「あら、うちはお金ないから」
「いえいえ、そんなこと気にせずお話だけでも聞いてください」
「そう言われても」
「都心まで十五分。ワンルームマンションです……」
ホットケーキを焼いてるから、途中で孫に受話器を渡す。
「いくら?」
「それがお安いです」
「十円?」
孫は買う気十分なのに電話は切れた。
「もしもし、奥様でいらっしゃいますか」
「ええ、そうですけど」
「こちらは東京のマンションを投資のために紹介している者です」
「あら、うちはお金ないから」
「いえいえ、そんなこと気にせずお話だけでも聞いてください」
「そう言われても」
「都心まで十五分。ワンルームマンションです……」
ホットケーキを焼いてるから、途中で孫に受話器を渡す。
「いくら?」
「それがお安いです」
「十円?」
孫は買う気十分なのに電話は切れた。
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