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第百二十七話
マニキュアをする。
「おばあちゃん、僕の爪も塗って」
「男がそんなことするもんじゃない!」
夫が新聞を読みながら口をはさむ。
「あら、いいんじゃないの」
「いかん、宏君になんて言い訳するんだ!」
「今時、男とか女とか言っちゃいけないのよ」
「そんなことあるもんか!」
そんな二人のやりとりは知らん顔で孫は白粉を手に取る。
パフパフとまるでベビーパウダーのように使う。
うっとりして鏡を見つめている。
「あら、ちょっと心配」
マニキュアをする。
「おばあちゃん、僕の爪も塗って」
「男がそんなことするもんじゃない!」
夫が新聞を読みながら口をはさむ。
「あら、いいんじゃないの」
「いかん、宏君になんて言い訳するんだ!」
「今時、男とか女とか言っちゃいけないのよ」
「そんなことあるもんか!」
そんな二人のやりとりは知らん顔で孫は白粉を手に取る。
パフパフとまるでベビーパウダーのように使う。
うっとりして鏡を見つめている。
「あら、ちょっと心配」
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