110/612
第百十話
またやって来た銀行のお姉さん。
「お元気ですか」
「はい、もう預ける金などないですけど」
「いえいえ、今日はお誕生日のお祝いに」
「あら、それはどうも」
そんな言葉に弱いのよ。
でも、くれたのは銀行のラップとポケットティッシュ。
まあ、預けている額からいえばこの程度かもしれないけど。
「お孫さんの学資保険というのがあるのですが」
「それは娘がするでしょう」
「その娘さんがこちらへとご紹介してくれまして」
あの子ったら!
またやって来た銀行のお姉さん。
「お元気ですか」
「はい、もう預ける金などないですけど」
「いえいえ、今日はお誕生日のお祝いに」
「あら、それはどうも」
そんな言葉に弱いのよ。
でも、くれたのは銀行のラップとポケットティッシュ。
まあ、預けている額からいえばこの程度かもしれないけど。
「お孫さんの学資保険というのがあるのですが」
「それは娘がするでしょう」
「その娘さんがこちらへとご紹介してくれまして」
あの子ったら!
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。