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第百九話
コーヒー片手に書斎で静かな時間を楽しむ。
そこへいつもの邪魔者が一人。
「あなた、このカバーを外すの手伝って」
「今日じゃなくても」
「いい天気なんだもの」
私の座ってる椅子のカバーを外す家内。
「やれやれ」
カバーを外された椅子はスプリングが出かかっている。
私の父が使っていた古い椅子。
この椅子の上を飛び跳ねて叱られたっけ。
もう何十年も前の話だ。
アルバムであの頃の私を探す。
「可愛いわね」
父の膝に孫そっくりの私。
コーヒー片手に書斎で静かな時間を楽しむ。
そこへいつもの邪魔者が一人。
「あなた、このカバーを外すの手伝って」
「今日じゃなくても」
「いい天気なんだもの」
私の座ってる椅子のカバーを外す家内。
「やれやれ」
カバーを外された椅子はスプリングが出かかっている。
私の父が使っていた古い椅子。
この椅子の上を飛び跳ねて叱られたっけ。
もう何十年も前の話だ。
アルバムであの頃の私を探す。
「可愛いわね」
父の膝に孫そっくりの私。
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