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第百六話
くるくると三角定規に人差し指を入れて回している孫。
「おじいちゃん、こんなことできる?」
得意そうに見せてくれる。
そこで、もっと高速でやって見せた。
「すごいねえ」
パチパチと手を叩いてくれる。
「あら、おばあちゃんは座布団も回せるわよ」
「え? ホント!」
得意そうな家内の顔。
「すごいねえ! おじいちゃんは?」
こうなるともう競い合うしかない。
「ほら、腹芸ってね」
すると、そこへ現れた娘。
「お父さん! 何教えてるの!」
くるくると三角定規に人差し指を入れて回している孫。
「おじいちゃん、こんなことできる?」
得意そうに見せてくれる。
そこで、もっと高速でやって見せた。
「すごいねえ」
パチパチと手を叩いてくれる。
「あら、おばあちゃんは座布団も回せるわよ」
「え? ホント!」
得意そうな家内の顔。
「すごいねえ! おじいちゃんは?」
こうなるともう競い合うしかない。
「ほら、腹芸ってね」
すると、そこへ現れた娘。
「お父さん! 何教えてるの!」
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