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第百一話

 スキップができないんだって?

 どうしてだ?

 孫がさっきから泣いて訴えてる。

「わーん、ぼくだけになっちゃった。じゅんちゃんもできる」

「どうしてスキップができないのかしら」

「あああああ、もう幼稚園行かな~い」

 家内と娘がすごい地響きを起こしながらやって見せる。

「ホラホラ、こうやるのよ」

 それはどうだろう。

 スキップというよりクマの行進のようだ。

「外においで」


 十五分の特訓。

「なーんだ、簡単」

 顔中口にして笑ってる。


 


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