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第百話
家内が楽しそうに外で話をしている。
しかも、相手は男性のようだ。
何やら低い声だ。
素っ頓狂な家内の声。
「あらー、どうしましょう」
どうしたんだ?
「まあ、手を握られちゃった」
なんだと?
そんなことを誰がしてるんだ!
あろうことか嬉しそうに笑ってる。
相手は誰だ!
サンダルを慌てて履いて外に出る。
家内の手を握って離さないのは、町内ご長寿ナンバーワン。
隣の九十九歳の爺さんだ。
最近、私の家内を自分の妻と思いこんでいる。
家内が楽しそうに外で話をしている。
しかも、相手は男性のようだ。
何やら低い声だ。
素っ頓狂な家内の声。
「あらー、どうしましょう」
どうしたんだ?
「まあ、手を握られちゃった」
なんだと?
そんなことを誰がしてるんだ!
あろうことか嬉しそうに笑ってる。
相手は誰だ!
サンダルを慌てて履いて外に出る。
家内の手を握って離さないのは、町内ご長寿ナンバーワン。
隣の九十九歳の爺さんだ。
最近、私の家内を自分の妻と思いこんでいる。
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