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第十話
「大変、忘れてた」
階下からの家内の声にまたかとため息をつく。
大体覚えておこうという気があるのか。
人の話を聞かないといつも叱られるのは私だが、私の話は半分も聞いていない。
「何を忘れてたんだ」
返事がない。
仕方がない、下りるとするか。
二階から下りて家内を探すと鼻歌が聞こえてくる。
風呂場の鏡の前に、顔中泥を塗った家内がいた。
「何だ?」
「泥パック」
見れば分かるが効き目はあるのか。
「明後日、同窓会なの」
ちっ!
「大変、忘れてた」
階下からの家内の声にまたかとため息をつく。
大体覚えておこうという気があるのか。
人の話を聞かないといつも叱られるのは私だが、私の話は半分も聞いていない。
「何を忘れてたんだ」
返事がない。
仕方がない、下りるとするか。
二階から下りて家内を探すと鼻歌が聞こえてくる。
風呂場の鏡の前に、顔中泥を塗った家内がいた。
「何だ?」
「泥パック」
見れば分かるが効き目はあるのか。
「明後日、同窓会なの」
ちっ!
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