モンタージュ
じゃあ死ね、と言われて
死ねなかった みそっかす
腕は見つかるので 胸を切る
タバコをやめてくれてありがとうございます
パチンコをやめてくれてありがとうございます
そんな世界
あいつが俺の部屋に入ると
俺の脳は俺に
あいつを好きになれと命ずる
何かごちゃごちゃ言っていたが
俺は首を隠すのに必死で
あいつは椅子に座る俺を蹴ってきた、鍋の日
そのとき読んでいた漫画を読むのが怖い
敵になってはいけない
夢の中でよく俺を殺している
真っ白な部屋で仰向けの腹へと突き立てる包丁
あいつはまたがって、何度も何度も
目が覚めたら死ぬほど背中が痛かった
食ったものを全部吐きたくなる
自分があらゆることを犠牲にしないと得られなかった幸福とか健康とか愛情とかを現在進行で無償で得られることを保証されている子供をみると妬ましくなる
自分以外の人間の与えられることが常である日常が見るにたえない
この世は全て等価交換であって自分の安寧や他者の関心は己の行為や労働や表明や献身で賄わなければならないから、それらのコマンドをゼロにしても、要は何をせずとも自分でいられる場所がある人間がずるく感じられる
子供であることを許される子供になりたかった自分とか、その僻みっぽい無様な感情を持っている自分自身を投影される、鏡のように見せつけられるのがすごく惨めだ
教えて
わたしが知らない世界を
生きていてもいいと思えるくらいの
わたしが不幸と嘆けば、不幸はよろこんでわたしの内側に入ってくる
2025/1/24 16:50




