入学式
入学式一時間前
繁華街の道の路地裏
「変身!アルケミスト!」
私ははペン型変身アイテム「フェザー」を宙に掲げ
変身する
私はの体が錬金術で体の一部分が分解され再構築感覚に襲われる
「アルケミスト・・・変身完了」
私から俺に
俺の体に元々あった子宮や女性器は
陰茎や睾丸に変わって(再構築されて)いる
「これで日中は完全に男の子の体で過ごせる」
この変身の効果は本人の精神力に影響される
今の俺の限界は昼の間まで、深夜になれば解除される
昼間までしか男性化は保たない
そういうことで、俺はこの後行われるヒーロー養成学校の入学式へ行く
入学式会場
程なくして目的地についた
このヒーロー養成学学園名前は輝星学園
今日はその入学式だ
困った事にさっそく道に迷ってしまっていた
あれ~おかしいなぁ届いた学園の案内地図通りに来ているんだけど・・・
入学式は体育館で行われる、でこでも行われるような一般的な方式なのはいいんだけど・・・
その体育館が問題で
この学園広すぎて同じような体育館がなんと5個も存在してるのだ
しかも、ほとんど同じような外観してるし
毎年迷う人が出るって噂があつって言うのはほんとだったんだ
昔から私・・・俺は方向音痴になりやすかったんだよなぁ・・・
俺は思い切って近くの人に聞いてみることにした
「すみません入学式の場所ってどこですか?」
黒髪の人と金髪の二人組の人だった
「あ?誰に気安く声かけてんだ?」
なんかいきなりきれられた!?
「そんなにカッカしなくてもいいじゃないか、毎年いるよね迷う子」
あ、こっちの人は優しそう
「ふんっ知らないなら教えてやる、俺様はここの入試を二位で通過した枢木英栖様だ」
「でこっちのいけ好かないナンバー1は、俺と腐れ縁の小鳥遊騎士だ」
さっききれた方が枢木英栖さんで、黒髪で制服を着崩している
優しそうな人が小鳥遊騎士さんで、金髪で制服をキチンと来ている
それにしても・・・
「はぁ、偉そうにしてるわりに二位なんですね」
「成績だけが全てじゃないと思います」
自慢とかしてくるタイプの人って俺の苦手な人だなぁ
「てめっ!あれはたまたま運が悪くてこいつに負けただけだ!・・・じゃなけりゃ俺が今頃トップだったんだ・・・」
「あはは・・・まぁ気にするなよ、たかが試験の成績くらいで」
「なんだと!」
馬鹿にされたと思った英栖さんは俺に掴みかからんとする勢いだったけど
隣の騎士さんに窘められる
そして話題を逸らすかのように・・・
「まぁまぁ、あ体育館Bなら突き当りを曲がったとこだよ」
「え?・・・あそうなんですか、すみません親切に」
騎士さんに道を案内された
「ありがとうございました、俺の名前は翼て言います・・・生間翼です!」
そう言って俺は二人にお礼を言ってその場を後にする
あの二人はこの学園の成績トップらしいけど・・・
エースさんにナイト君か・・・
顔はかっこいいと思うけど、変な人達だなぁ
それが俺の第一印象だった
翼がその場を去った後
「変な奴だな」
「そうかな?俺は面白いと思うよあの子」
英栖と騎士はそんな会話をしていた
その後、俺は入学式に無事参加出来た
比較的近くの席にエースさんとナイト君の先ほどの二人もいた
校長先生の挨拶が終わって生徒会長の挨拶が始まった
嘘くさい笑顔で喋るのがが癪に障る
あの人は・・・・・あいつは
あいつは・・・!
幼馴染で・・・自分が自殺することになってしまった元凶
勝崎火露
そうだ、私・・・俺ががここに来た理由の一つ
ひーくん・・・勝崎火露への復讐
絶対に許さない・・・殺してやる・・・!
俺は、ここに来た目的と決意を再確認した
その後、入学式のカリキュラムとして
すぐに教室で担任の先生の紹介があった
「今日から君たちB組の担任になるだ、まぁよろしく」
恐らく残業とか疲れてるんだろうけど
目の下にクマとかあって疲れた雰囲気でヒゲとか生えて出不精な人だ
美形だけどくたびれたサラリーマン感でてるなぁ~
でも目つきは鋭くて怖そうな人だ・・・
しかも驚いたのが、先ほど出会ったあの二人と同じクラスだったということだ
ナイト君はこちらを見つけると、にっこり手を振って笑ってきた
エースさんはこちらを見るな否や、チッフンっとかいってそっぽを向いてしまった
まだ短い関わりで
喋ったのも一瞬だけど
ナイトさんは良い人だけど、エースさんは嫌な奴だということは分かっちゃった様な気がする
ホームルームが終わった後は、体力測定がある
俺達は体力測定の為、更衣室へ移動する