表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
実は、俳優やってる俺の日常。  作者: アリス・ホームズ
5/5

ファンが増加

アリスです!

ブックマーク4件、累計433アクセスありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。



「ごめんな、あずさ。知らなかったんだ。

まさか、中学の時にいやな思いをしていたなんて。」


「まぁでも、これで少しずつ人との付き合い方を学んでくればいいのよ!」


「うちのお兄ちゃんはかっこいいのにもったいないなぁ~。

でも、いやなことがあったら、相談に乗るよ!一緒に頑張ろー!」


なんだかんだであって、今家に着いたところだ。

家に着いた途端、家族から謝罪された。

家族に事前に伝えていなかった俺も悪いが、、、おたがいさまということで。


俺には支えてくれる家族がいるので頑張ろうと思えた瞬間だった。




時は少しさかのぼり学校でのひと騒動の後、



「ねえねえきいた?Aクラスに、俳優の楓くんがいるんだって!?

後でみにいこーよ!」


「いいね!噂によれば、家族そろって美形らしいよ!」


「しかも、楓くんのお父さんがイケメンらしくて~」




「なあなあ、聞いたか?Aクラスの俳優のやつの妹すごい美少女で、

母親も美女だったぞ!?あとで見にいかね?」


「それいいな。俺もいくわ」



こんな会話が校内各地で繰り広げられたせいか、

チャイムが鳴った瞬間に他のクラスから見物に来る生徒が

教室の前に押し掛けた。


家族は大丈夫なのかと言うと、、、

「あ~ら、あずさ人気者ねぇ~」

「今日も君が美しいからではないか?」

「あらやだ~!あなたこそ。」

二人の世界を作り上げてはイチャイチャしている父と母。

そして妹の方は、、、。

「さすがお兄ちゃん!!」



「すみません。一緒に写真撮ってもらえませんか?」

「「「「いいよ(わよ~)」」」」


「ありがとうございます!!校内新聞に使いたくて、、。

楓くんの家族の方もいいですか?」


「いいですよー」

「私たち、あずさのおかげで有名人ね!」

「お兄ちゃんカッコい~!!」

「さすが、僕たちの子供だね!」


こんな調子で、公式のクールキャラでなんとかのりきった。

おそらくは今頃、SNSで俺一家の写真が拡散されていることだろう。


ためしに見てみるか。と思い、見てみると。


「楓くんがうちの高校に入学してきたよ~」

「本名は柊あずさなんだって!」

「家族も美男美女でいいなぁ~」

「家族中がよくていいな」


などなどいろいろなコメントがあった。


めんどくさいな~と思いながらリビングでくつろいでいると、

妹が「お兄ちゃんもせっかくだからSNSやってみたら?」

と説得され、

「ファン層ができれば、その人たちがストーカー防いでくれるよ」

が決め手となり、SNSを始めることにした。


「楓です。高校入学しました。よろしくおねがいします。」


あっというまにコメントが来た。

「偽物?」

「本物っていう証拠だして!」

「さんざんこの手にはだまされたので、迷惑です!」


などなど、、、批判が殺到。

どうしようとオロオロしていると、妹の由香が

「楓の妹の由香です!お兄ちゃん口下手なので、勘違いさせてしまい

すみません。これ、今っ撮った私とお兄ちゃんの写真です。

これで証明できますか?」


と投稿したおかげで

「疑ってごめん!」

「妹さんやさし~」

「二人とも美男美女だー!」


良い方向のコメントが殺到。

うれしいやら恥ずかしいやらで百面相してしまっていたら、

「あーずさ!なにしてるの?お母さんもやりたい!!」

「お父さんもやーりーたーいー!!」

と大人二人がぐずるので、由香が

「じゃあ、みんなで久し振りに家族写真でもとってみるか!」



「3,2,1、パシャ!」


この写真も投稿すると、

「家族みんな美形~」

「仲よさそ~」

「楓くんこれからもがんばれー!」

応援やいいねのメッセージのおかげでなんか励まされた。


「ありがと」って投稿しといた。


元気出たし、明日も頑張るか!

読んでくださりありがとうございます。

ブックマーク、感想よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ