漆ノ舞 炎獄の魔石
本話から3話かけてバトルパートです。
今、一哉の目の前には頬を真っ赤に染めた咲良がいる。
その咲良の思いがけない告白に一哉は頭の中が真っ白になった。
(咲良が俺の事を……好き……)
そんな事を考えた一哉の中に、突如不快な感触が生まれて駆け巡った。
思い出せない何かが、猛烈に一哉の中に凄まじい勢いで警鐘を鳴らしている。得体の知れない不快感に猛烈な汗が噴き出す。
「さ、咲良……。」
思わず目の前の少女の名を呼ぶ。
視界が歪み、顔を真っ赤に染めた咲良が見えなくなってくる。
「……?! わ、わ、わ、私は何を言っているの?! 今のは無し無し無しっ!!!」
だが、そんな唐突な爆弾発言を投下した咲良自身が、元々赤かった顔をさらに赤くして慌て始める。
「す、好きって言うのは幼馴染としてって意味であって、決してそんなこの後も一緒にいて欲しいとか、彼氏になって欲しいとか、将来的に結婚してほしいとかそんな意味じゃないからねっ……?! 私は唯、昔みたいに仲良くしたいってだけで、特別な意味は無いのよ! 本当よ?!」
傍から見ると何の言い訳にもなっていない微笑ましい発言である。実際、かなり大声で話してしまっているこの会話は店の中の人間に聞かれてしまっており、シェフなどは面白そうに聞いているのだが、当人たちは知る術もない。
普通の人であれば、照れ隠しにすらなっていないと気づくものだ。
だが、そこで気づけないのがエリート朴念仁の一哉。なんと、咲良の返しを間に受けてしまう。
それが結果オーライかはわからないが、その返しを聞いて一哉は平静を取り戻しつつあったのだった。
一哉自身、自分の身に起きた事を理解できていなかった。
咲良の告白を聞いた途端、総身を駆け巡る不快感に襲われ、身動きが取れなかった。なぜ人の好意を受けてこの様な気持ちになるのかが全く理解できない。
何か昔にあった様な気がするのだが、靄がかかった様に、鍵がかかった様に思い出せない。
「う、うぅ……。私はなんて事を……。」
咲良の否定の言葉を聞いて、安堵する自分がいる。
今まで無意識に避けてきたこういった類いの話だが、やはり直面すると不可解な嫌悪感が込み上げてくる。何か普通ではない事が過去にあったに違いないと自分の記憶に問いかける。
実のところ、一哉は10年前と8年前のトラウマについては殆ど記憶が無い。
まるで意図的に忘れさせられたかのように記憶が欠落している。感情だけを覚えていてそのエピソード記憶が丸々と欠如しているのだ。
覚えているのは10年前の母の死と、8年前の大切だった誰かとの別れと戦い。
先日、結衣と話しているときに断片的に何かを思い出せそうな気がしたが、結局は何もわからなかった。
記憶が無いのだから向き合いようがないとはいえ、意味もわからず込み上げてくる恐怖や絶望・悲しみは、魂を焼き尽くすかのようで、これまでも一哉の心を激しくかき乱してきた。正体不明の負の感情から目を逸らしてきた。
だが今こそ向き合うべき時が近づいているのかもしれない。
咲良の突飛な発言を聞いた一哉はそう思うのだった。
その後はそそくさとテーブル会計を済まし、店を退出。
すっかりと茹蛸の様になってしまった咲良は結局あれから一度も言葉を発しなかった。
二人は並んで歩き始めるが、またしても会話が途切れてしまった。
そんな中、一哉は大切な忘れ物を思い出す。それは今日、どうしてもしておきたかった事。
一哉は一度歩を止め、隣の咲良を呼び止める。
「咲良。ちょっと良いか?」
「え……? 何よ?」
咲良の頬はまだ少し赤い。先程の自分の発言を引きずっているのだろう。
そんな咲良を見た一哉には、微妙に嫌な感覚が残っているが、それでも一哉にはやらなければならないことがある。
鞄の中から小さな箱を取り出すと、それを咲良に渡す。
「開けてみろ。」
「え……。」
咲良が戸惑いながらも箱を開けて中身を取り出すと、中から出てきたのはペンダントだった。
「一哉兄ぃ、これ……?」
「実は俺もお前とは昔みたいに戻りたいと思っててな。だから、5年前の詫び、というには些かちっぽけだが、プレゼントさせてくれ。お前の名前の通り、桜をモチーフにしたペンダント。お前と一緒に見たアクセサリーショップで見つけてな。丁度良いと思って買ってみたんだよ。」
「一哉兄ぃ……」
「まあ、だからと言うのも変な話だが、これからもよろしく頼むな。」
今度は一哉が気恥ずかしそうに、首筋を掻きながらそっぽを向く。実際のところ、一哉にとっては幼馴染みへのプレゼント位にしか思っていないのだが、咲良への効果は絶大であった。
「一哉兄ぃ、本当にいいの……?」
「だから、お前へのプレゼントだって言ってるだろう?」
咲良はペンダントと一哉の顔を何度か見比べると、おもむろに緊張した眼差しで一哉に一歩近づく。
普通ここまであからさまな態度を取られれば、この後の展開は予想が付く筈だが、そういった事を敢えて無視している一哉は気づけない。これから何が起こるのかと不思議そうな顔だ。さっきもあった事なのに、相手が唯の幼馴染みと決めつけて、無防備に突っ立っている。
「あ、あのね、一哉兄ぃ……。」
「何だ?」
「実は……、実はね、一哉お兄ちゃん……!! 私、本当は――――――!」
だが、そんな二人の少し甘めな空気は、次の瞬間の無粋な来客によって吹き飛ばされてしまう。
「――――――?!」
一哉が空を見上げると、そこには妖しく光る一つの赤い星――――――
「危ないっ―――――――!!」
一哉は咲良を抱き抱えて、全力で飛び退いた。
次の瞬間、二人がいた場所に紅い光の柱が音もなく立つ。
一哉は直ぐに懐に忍ばせた短刀を構えるが、咲良はいきなりの事態に着いていけず、目を白黒させている。
紅い光はやがて収束すると、次第に消えていき、その後には宙に浮かぶ紅い石が残されていた。
「何だ……これは……?」
「み、見たこと無いわね、こんな石……。大体、空から降ってきたけど……。」
警戒する二人の前に浮かぶ紅い石。
大きさは人一人分程もある非常に大きな石だ。形状は幾何学的に整った水晶柱で、ただ紅いだけでなく、紅い光と高熱を発している。
一体こんなものが何処から飛んできたというのか。
不思議に思う二人を差し置いて、紅い魔石は突如ボコボコと音を立てて変形を始める。
最初は液体が沸騰するかの様に表面が泡立っているだけであったが、最初に手足が生え胴体が石の四足歩行の生物となると、次々に尻尾が、狗の頭が生えてくる。
そうして現れた正体不明の獣は空を見上げると、天を衝くばかりの遠吠えあげた。そしてそれが合図かの様に、紅い石を覆う肉体が形成され、総身が蒼い炎に包まれる。
「何だこいつ……怪魔なのか……?!」
石が変形して現れるなど、これまでの一哉の経験上一度も無かったことだ。怪魔なのかそうでないのかの判断すらつかない。
そうやってもたもたしてるうちに、獣は全ての過程を終了したのか、犬が水を弾く時の様に体を振るうと、その凶悪な双ぼうで二人を睨み――――――
《貴様ラガ南条一哉ト北神咲良カ。》
「喋った?!」
「う、嘘……?!」
獣は明らかに二人に向かって言葉を放った。
《フン……。我ヲ凡百ノ怪魔ト同等ニ見ルナド実ニ赦シ難イ。我ガ名ハ【焼鬼】。【砕火】様ガ眷属、炎獄ノ猟犬――――――!》
【焼鬼】と名乗った怪魔は、名乗りを上げた途端に二人に向かって火炎弾を放ってきた。
「――――――!!」
慌てて火炎弾を躱す一哉と咲良。
二人の頭上を火の玉が通りすぎていった。
火炎弾はある程度の距離を飛ぶと霧散したので、うまく躱せば、躱した火炎弾が延々と飛んで行って火事になるという事はないだろう。
だが、【焼鬼】は火炎弾を連発してくる。弾速はドッジボール程で躱すのに苦労するわけではないが、弾数が多い上にここは住宅街――――――
「咲良!!ここで戦うのはマズイ!この近くに森林公園があった筈だ……。まずはそこに誘い込む!」
「はぁ……っ?! 一哉兄ぃ、正気?! こんなやつ森に連れていったら、それこそ火の海に自分から飛び込みに行く様なものじゃない! ちょっとは考えなさいよっ!」
「それでも、こんな時間からこんな所で戦えば、被害は大きいし、確実に大勢に目撃される! そうなったら、一貫の終わりだぞ?! 森林公園の火災なら幾らでも誤魔化しは利くんだ!!」
一哉は咲良の腕を取って駆け出す。
「ちょ、ちょっと……!」
「良いから行くぞ! 何とか2キロ先の森林公園まで誘き出せれば、そこで俺が叩くっ!」
それを合図に即座に撤退、森林公園まで向けて一気に駆ける。
(頼むから、獣並みの瞬発力を持ってくれてるなよ……!)
一哉はダメもとの願望を抱きながら街を駆け始めた。
● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇
全力で移動を始める一哉と咲良を【焼鬼】は見ていた。
わざわざ対象を確認してまで攻撃を仕掛けた割には、あっさりと見逃すものである。
もっともそれは傍から見ればの話であるが。
≪ククククッ、愚カナ者ドモヨ。言ッタデアロウ、我ハ猟犬デアルト……。貴様ラハ我ヲ誘イコンデイルツモリカモシレヌガ、逆ニ誘イコマレテイルトハ思イモセヌノダロウ。≫
【焼鬼】に与えられた役割は一哉と咲良を抹殺する事ではなく、抵抗できない程に痛めつけて捕らえる事。すなわち狩り。それこそが猟犬の役割なのである。
そして猟犬たる自分は楽しんで獲物を仕留める。【焼鬼】にとっては狩場に追い込む過程も、狩場で獲物を痛めつける事も楽しみの一つでしかない。
充分に一哉達が離れた事を感じ取った【焼鬼】は蒼炎に包まれた体をゆったりと動かすと、再び天を衝く様な遠吠えをあげる。
それは猟犬が始める、哀れな獲物を甚振る為の地獄の狩りの始まりでしかなかった。
● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇
「はぁ…………はぁ…………はぁ…………」
「はっ……はっ……はっ、っく…………」
一哉と咲良は森林公園目掛けて街を駆ける。
いくら普段から体力をつけているとはいえ、全力疾走に近いスピードで2kmも走れば息が上がる。
(くそっ……。何か嫌な予感がする……。弄ばれている様な、誘い込まれている様な――――――)
そう一哉が考える理由には、先程からの【焼鬼】の戦い方にあった。
自分たちを追いかけてきている【焼鬼】は、住宅街の屋根を飛び移りながら、ぴったりと自分たちを追いかけてきており、時折火炎弾を吐くのだが、その攻撃には、まるで当てる気が感じられない。だからと言って、最短ルートを通ろうとすると、火炎弾の連射で行き道を塞がれ、遠回りをさせられる。
こちらが手出しできないのを良い事に遊ばれている気分になる。
そして、それは咲良も気づいたらしい。
「アイツ一体何なのよ……。 完全に私達遊ばれてるじゃない! こんなのとても怪魔のする事とは思えない……!!」
「あぁ、あまりいい気はしないな。だとすれば、恐らくこの先は罠だ……。だが、もうすぐだ! 現状で長期戦は不可能に近い。誘い込んだら、一気に叩くぞ!!」
「まったくもう! 付き合わされるこっちの身にもなりなさいよね?!」
怪魔との戦いは完全に咲良の専門外である。
実は、鬼闘師が悪霊に対処するのは不可だが、祈祷師は怪魔と戦っても構わない。
と言っても、戦う手段が全くないというわけではないとは言え、悪霊との戦いが主な仕事である祈祷師にとっては怪魔との戦いは半分自殺行為であるのだが。
だから、今回咲良が巻き込まれたのは全くの不幸としか言いようが無い。
だが――――――
「咲良、奴の言葉を覚えてるか? 奴の狙いは俺達二人だ。もうその時点で巻き込まれてるんだよ。」
「――――――! 何よもう…………っ!! 私、怪魔に名指しで狙われる筋合い無いわよ?!」
「理由は俺にもわからん―――――――だが……見えた!!! 森林公園広場! ここで奴を叩くぞ!」
一哉達が転がり込んだ森林公園広場は昼間こそ市民の憩いの場となっているが、夜は滅多な事で人が訪れない。このご時世に特に街灯なども設置されておらず、真っ暗だからだ。
到着してすぐに一哉は戦いに備えて早急に息を整える。
後ろを見ても【焼鬼】はまだ来ていない。
そうであるならば、後は待ち構えるだけ――――――そう思っていた時だった。
「――――――!!!?」
周りの森が一斉に燃え出す。
同時に、森を一気に飛び越えて【焼鬼】が飛び込んできた。
燃え盛る炎に囲まれ、一哉と咲良は一瞬で退路を完全に塞がれてしまった。
少し考えれば当たり前である。自ら猟犬を名乗るのだ。相手のコンディションを整えるような真似だけはするわけが無い。
「やはり罠か……!」
一哉は忌々し気に【焼鬼】を睨みつけて舌打ちした。
≪ホウ、愚ナル者トシテハ理解ガ早イナ。ソウ、貴様ラハ【砕火】様ヘノ供物。王ヘ捧ゲル献上物ニ過ギヌ。精々コノ【焼鬼】ニ、狩リノ愉悦ヲ十二分ニ与エラレル様ニ足掻くガ良イ!≫
そう告げる【焼鬼】はどこからでもかかって来いと言わんばかりに余裕の態度を見せる。
もはやこの状況では、一哉と咲良は完全に追い詰められた獲物であった。
「一哉兄ぃ、どうしよう……。私怪魔は専門外だけど、あれって多分重度SSS以上相当よね? 逃げ場も装備も不十分な状態で退路も塞がれて、こんなの相手にできるようにはとても思えないわよ……?」
今、二人の状況は最悪と言っても過言ではない。
一哉は今日の咲良とのデートの為に、主武装たる3振りの刀を全て家に置いてきており、手元にあるのは予備装備の短刀のみ。
咲良は法具たる洋扇子こそ持っているが、服装は仕事着ではなくお洒落着であり、霊術の使用パフォーマンスは万全とは言えない。ついでに言えば、祈祷師の咲良にとって、怪魔の様な物理的肉体を持つ相手は、使用する霊術の種類の問題もあってあまりにも相性が悪い。
「心配するな、ここは俺が何とかする。」
一哉は逆手に短刀を構えると、【焼鬼】へと向き直る。
「さあ始めるぞ。死に至る舞を。」
≪ククク、啼クナ羊ガ。≫
あくまでも対する【焼鬼】は余裕そのもの。
むしろ不気味なぐらいである。
差し当たって戦うのに困る要素は3つ。
一つ目は退路を炎で絶たれている事。ただ退路を塞いだだけではない。燃え盛る森は放射熱で確実に一哉達の体力を蝕んでいく。時間をかければ、遠火の強火で焼いた丸焼きの出来上がりである。
二つ目は【焼鬼】が放つ火炎弾。一哉達を囲む炎の壁はごく狭い範囲で出来上がっている。また、街中と違って塀や電柱を盾にする事が出来ない。回避できる場所が極端に狭まってしまっているのだ。
そして三つ目が【焼鬼】自身が身に纏う蒼炎。鬼火の様な見せかけハッタリなのか、炎色反応なのか、本当に高温の炎なのか。見た目では判断がつかない。
一哉はこれら3つを乗り越えて短期決戦で決着をつけなければならない。
だがこの3つのどれもが厄介であり、特に身に纏う火に関しては自分の今の得物が短刀である事を考えると頭の痛くなる不安要素であった。
(とは言え、考えてばかりもいられないな……)
そう。この状況ではゆっくりと対策を練っている暇は無い。
何か手を打たなければ、ここで焼け死ぬのを待つだけなのだ。
「行くぞ――――――――!『水陽刃』!!」
逆手のまま振るう短刀の刃先から、水刃が飛び出る。
『水陽刃』は高水圧の刃を飛ばし敵を切断する水の属性霊術である。消費霊力の割に威力が高く、属性相性が良い場合や敵が貧弱な場合は決定打となる事もある霊術。
水剋火。
敵を五行へと引きずり込み、相性から一気に勝負をつける。それが狙いだった。
しかし―――――――
≪何ダ? 何カシタノカ?≫
水刃は【焼鬼】に命中するなり蒸発、霧散してしまう。
(やはり、そうか……)
【焼鬼】の体表面を覆う炎は超高温の炎。恐らく生半可な水の攻撃では五行すら覆し、攻撃を無効化される。加えて近接戦闘は不可能である。
≪ソレデハコチラモ行クゾ、南条一哉。精々死ナヌ様ニ踊リ狂ウガ良イ!!!≫
だが、何の対策も立てられないうちに【焼鬼】からの攻撃が始まる。
獣らしく瞬発力に優れた突進。人程もある大型の獣が喉笛を噛み千切ろうと飛び掛かってくる。
先程まで火炎弾でしか攻撃してこなかったのが嘘かの様な近接戦闘を仕掛けてきた。
相手は高温の炎を纏う獣。完全に避けなければ大ダメージは免れず、【鵺】の様に相手の身体を使った回避やカウンターも不可能―――――――
咄嗟に後ろに控える咲良を抱きかかえると、横っ飛びに【焼鬼】の突進を回避。
自分のすぐ横を燃え盛る獣が通り過ぎる。
相当な高温である事がわかる。躱した際に身を焼くような凄まじい熱風が発生し、駆け抜ける。
一哉は着地すると、咲良を抱えたまま、すぐさま反撃の霊術の起動準備に入る。一拍あけて心を平静に戻し、膝をついたままの体勢で短刀を地面に突き刺すと、地面へと霊力を流し込む。
「二重起動『刺突岩針』『刺突地獄』――――――――!!」
地面に無数の黄色の輝線が走ると、輝線を基準として金属と岩石の融合した刺々しい針が地面から現出、【焼鬼】へと向かう。
触れられず、五行も適用できないとなれば、遠隔起動した霊術で攻撃するしかない。
一哉の選択は広範囲に広がる岩と金属の剣山の展開。飛行能力を持たない敵への広範囲攻撃の為に選択する対地攻撃網。
≪愚カ者メガ……。炎獄ノ炎デ果テルガヨイ。≫
だからその攻撃の選択はどこまでも正しく、唯々愚直なだけであった。
【焼鬼】の見た目のイメージはDMC4のボス・ベリアルです。
どうでもいいか…(笑)
次回はまた視点が主人公・一哉から離れます。
誰の視点かはお楽しみに。




