表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1週間  作者: yui
3/3

さようなら、ごめんね


ねぇ、きみはソロモンの指輪、欲しいとおもうかい?


笑い声がする。

授業中の、ささやかな声。

返事をする声がする。

少し低い、ため息のような声。


初めから特別だった。


朝、起きた時間と比例して丁寧な髪も。

いつも左手で後頭部をさする仕草も。


初めから見てた。


自分のなかでは抑えられないし

君に伝えることもできないし


それでも私なりにわたしを伝えたかった


漫画なんてほんとはあんまり興味ない

あのバンドだってもともとは興味がなかった


すこしでも君のいろに染まりたかっただけ


でもそんなささやかで、大それた想いに気付いてくれたのは君じゃなかった


わたしがはしゃぎすぎたのか

きみがにぶすぎたのか

かれらがびんかんすぎたのか


きっとどれもせいかいなんだろう


なにをまちがえたのか

どうしてただしくとどけられなかったのか

いまとなってはわからないし、かえようもない


ただ、さみしい


きみにどれだけのわたしがとどいただろうか

わたしのとどけたかったものはとどいただろうか


ワタシノセカイノ郵便制度ハマダ確立サレテナカッタノダ


ネェ君、ワタシハキットワタシデイルコトヲ恐レテイタンダネ


ワタシノホンタイガ君二嫌ワレルコトニ臆病ダッタンダ


時間ハ残酷ダガトテモ優シク、平等ダ


モウ君ニ届ケル手段ハナイケレド最後二1ツダケ


どんなに嫌われようと、それでも

やっぱりきみは私のはじめての夢なんだ


だいすきだよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ