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ついて行けない。

「うふふ。驚いてるわー」


妖精はなにがおこっているか分かってるらしい。

私?私がなんかやらかした!?


「な、なぜ… 」「いやまて、私が聞く。」


おじいさんが喋ろうとしたところを王様がさえぎった。

私の方へ向き直り真剣な顔になる。

未だに状況が把握できてないのに。


「ニホン…いや、林優奈さま?でしたな。少し気になることが。」


「はい…」


「…。私の言葉がわかるのですね?他の者達の言葉も?」


「? はい。分かりますが…?」


「グリニア。お前は林優奈様の言葉がわかったか!?」

今度は慌てたように事務的な美人さんに確認している。

あの人、グリニアさんて言うんだ。


「はい。お部屋からご案内する際も最初から会話が可能でした。」

そう答えながらチラリと私の方を見た。

  …?

何か今、違和感をかんじたような…。




私の言葉が?

今はあのおじいさんの魔法で喋れているはずだ。なんで、おじいさん本人まで驚いて…


!!!

違う。妖精の説明によればあくまで二人が喋れる構造にしかなって無かったはずだ。

対になっている妖精は相変わらずおじいさんの上で浮いている。

私は、おじいさんとしか喋れない状態のはずなんだ。

でも、まわりのざわめきも、ちゃんと聞けば意味を受け取れる。

魔法が起こるはずの無い効果を発揮してるんだ。


でも、なんで?




おじいさんの上の妖精をよく見るとあちらもクスクス笑っていた。

私と一緒に居る妖精も同じ。妖精達はこの騒ぎの原因を知っているみたいだ。


うー。今ここで聞く訳にもいけないし…。

おじいさんと王様は「新しい魔法が…!?」とか「いったい、どんな魔法式で!?」とか原因について話し合っている。そういえば王様も魔法の研究とかしてるんだっけ。

研究所長であるおじいさんでも、なぜなのかわからないらしい。


これは、ややこしいことになるか?










結果として、ならなかった。

その理由は、 










『ニホンジン』すげーーーーーーーー!!!








いや、私も意味分かりませんからね?




真剣に原因を考えてると思ってたら急に


「やはり、これが『ニホンジン』の力か…!?」

みたいな発言があって、

ハァ?

って、なって否定も肯定もしないうちに


「すばらしい!この短い間に、私達が及んでいなかった魔法にたどり着いたのか。」

「むしろ魔法ではなく私達の知らない力では?」

「式がわかれば広い応用ができそうですね!」

「やはり伝説のニホンジンの知恵なのか…」

「あの娘がいれば今の政治も安定するな。」

「ニホンジン様!」 


とにかく私がすごい、ということになってしまった。

もう、いろんな意味で意味が分からない。



なんかさ、もうこの『ニホンジン』=すごい。の展開に



ついて行けない。











最初の予定ではここまでで二章の三話目ぐらいだったんですよね。

ストーリーを思ったように展開させられない…。

会話で進むとことざっくり進めるところをちゃんと分けないとなー。

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