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状況がわからない。

普段より長め?


あと、二章のサブタイトルと終わり方の縛りを失敗したなー。

と、いまさら。

計画性が無さ過ぎる。

キラキラした目で見てくる騎士のお兄さんを適当にあしらってたら到着した。

これ、一人じゃもとの場所にも戻れないよ。

広くてややこしい。


廊下の突き当たりにある他の物よりも大きくて豪華な扉の前。

豪華だけどギラギラした感じじゃないのがいいね。




………。


いまさらだけどさ、私これからこの中に入って一国の王に合うんだよね。

雰囲気からして他にも偉い人が居そう。

しかも、それから話し合うのは私のことについてだ。


ていうか、下手したらこの話し合いで私の今後が左右される。




ヤバい。

緊張して来た。

れ、礼儀作法とか違うんじゃない!?

聞いといた方が…


ぎぃぃぃぃ


扉あけ始めちゃってるー!?


が、がんばらなきゃ。

この世界の人たちに協力が得られなかったら、おそらく私に帰るすべは無い。

帰りたいという意思を伝えて、協力してもらわないと。


先導する事務的な美人さんの後について大広間に入った。

よくわからないけど…一般的な体育館ぐらいだろうか。

それよりは、奥行きがあるかな。


両脇に人がずらーーーーーーーーーーーーーーーーっと並んでいる。

うわぁぁぁぁ。

思ったより人が多いー!

しかも、ざわざわしてたのに私が入って来たとたん

しーーーん

ってなるのやめてー!


正面奥の一段高くなってるところに二つのいすが置かれている。

その前に立っているのが王様と王妃様だろう。

40ぐらいかな…。

うーん。思ったより普通のおじさん?(←失礼)

王妃様はちょっと色っぽい感じの美人だ。


段の下に王座と向かい合うようにして椅子が置かれている。

あ、あそこに座るの!?

もう少しで良いから目立たないセッティングにしてー!


心の中で悲鳴を上げてもどうにもならない。

先導してた事務的な美人さんが椅子の横に立ち、椅子の前を手で示した。

この位置に立つのでいいかな?


少し見上げる感じで王様の方を見る。




……………。




慌てて深々と礼をする。

誰も何もしなくてちょっと間があいた。

たぶん私が何かしなきゃ行けないところだったんだ。

うぅ、あせるなぁ。

礼儀作法が分からないのだから、とりあえず精一杯のことをしておこう。


私が顔を上げると、王様と王妃様がうなずき合って座った。

な、なんとか切り抜けた。のか?


ていうか、ここからどうすればいいの!?

困って棒立ちになっていると隣に居た美人さんが

「どうぞ、お座りください。」


どうやら、私も同時に座るものだったらしい。

美人さんがここでも事務的なのが逆に恥ずかしい。

どうやったらそこまで事務的に見えるんだよ!


心の中で八つ当たりしながら腰掛ける。


こっそりため息をついてると、王様が口を開くいた。


「ようこそ。異界よりの使者、『ニホンジン』様。

私は、この世界『マール』の第一大陸の中でも最大の国『フィーナ』の国王を務めている、クルファ・フィーナだ。よろしく。」


外国人(?)の名前ってよくわかんないけど…。

とりあえず自己紹介かな。



私は王様がもう一度口を開きかけていることに気づかないまま話し始めてしまった。





「おっと、忘れていた。まだであったな。おい、グレ 「あの、林 優奈といいます。よろしく…


私はここまで言ってようやく王様の言葉にかぶせてしまったことに気づいた。


そして、周りの様子がおかしいことにも。


王様とそれから、今『グレ〜(私が遮った。)』と呼ばれて進み出た人が驚きの表情でこちらを見ている。

その人はよく見ると、私に『意思疎通翻訳魔法』をかけたおじいさんだった。

研究所長だったっけ?

周りに並んでいる人も、一部ざわざわし始めた。

ずっと黙って頭の上に居た妖精がクスクス笑っている。






え?え?

なんかやっちゃった!?





状況がわからない。



この話まで主人公以外名前が出ていなかったことに気づきました。


名前考えるのが苦手とかそういうんじゃないですよ?

違いますからね。

ええ。

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