効果を知らない。
「えっと、まず名前を聞いて良い?」
やっぱり聞いとかないと。
「うーん。『名前』って無いのよね。」
「ない?名前が?」
「そうなの。ほら、人間は私たちのこと見えないから。つける人が居ないのよ。」
「妖精同士で話すときはどうするの?不便でしょ。」
「私たちはねー…あまり話さないというか…」
?
何だか微妙な反応だ。仲悪かったりするのかな。
とにかく名前は無いらしい。呼びかける時に不便だな。
………。
「ねえ、無いならつけちゃダメ…かな?」
「貴方が考えてくれるの?おもしろそうね。お願いするわ!」
おお、すごく乗り気な反応。えーと…
………。
むう。よく考えたらすごい重要なこと引き受けちゃった?
人(?)一人の名前決めちゃうんだし。
まあ無難そうなのを考えて…
「素敵なのかんがえてね♡」
すごい期待されてるー!
い、意味とかも考えた方がいいのか?
しまった。急に難題に思えて来た。ちょっと考える時間を稼ごう。
「あ、あのさー」
「なあに?」
「妖精について詳しく知りたいんだけど…」
「あぁ、そうだったわ。えーとね。妖精っていうのはある意味人間の言う『魔法』そのものなのよ。」
「そのもの…」
「以上よ。」
ええーーーー!
「いやいや、もっと詳しい説明がほしいです。」
「冗談だってば。
説明すると長くなるんだけどね、人間が『妖精』を認識してないことで人間にとっての魔法と実際では少し差があるのよ。
まず、人間の思う魔法は魔法陣や必要な材料を組み合わせた装置に呪文と自分の中の『魔力』でスイッチを入れて現象、つまり魔法という結果を得ることなの。
でも、実際にはもう一つ段階があってね、それが私たち妖精。
人間がが作った装置がしている作業は実は『妖精を生み出す』だけなの。魔力を受け取って『魔法』という結果を作るのは、装置ではなく妖精よ。
その勘違いは人間が行う魔法に大きな無駄を生んでるんだけど…わかる?」
おっとと。
ついていくのに必死になってたら急に問題を出された。時間稼ぎのつもりだったのに名前考えるどころじゃ無い。
えっと。
つまり、魔法陣で妖精をつくってるのを知らないし、妖精が結果を生んでることも知らないってことだよね。
そこから出る無駄…。
…………。
「もしかして、『装置』が無くても妖精が居て、『魔力』って力があれば魔法が使える…?」
「ピンポーン!正解よ。思ったより賢いじゃない。それに他にも無駄があるの。魔法は、魔法を使える『魔導士』にとってもよくわからないままだけど使ってる部分もある未完成な技術なの。」
へぇーーー。
って、思ったよりって何だ!
しかし、科学技術や道具もそうだと思うけど『よくわからないもの』をそのまま使うのは危ないんじゃないかな?だって、今正しい使い方がされているのか、危険は無いのか、誰にも分からない。実際に知らないところで無駄が出ているらしい。ちょっと怖くない?
「じつは、あなたに使われてる『意思疎通翻訳魔法』、つまり私たち何だけど。これにも無駄があるのよ。」
あ、そうなんだ。
ん?そういや私のこの魔法、仕組みとかもふくめて、詳しく
効果を知らない。
何とか投稿できた。
遅くなりました。
理由は活動報告に…(泣)




