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木村雄一郎の平凡な一日(6)
時は遡り、数年前のこと・・・。
友人A「ただいまー。」
ニャー。
遠くからジルーの鳴き声がする。
友人A「おなかへったなー。」
冷蔵庫をあけると、今日買ってきたであろうスーパーの弁当が置いてある。
友人A「お、いいものがあるじゃん」
ニャー。
テーブルに向かうと、手紙が置いてある。
ニャー。
猫がやけに鳴いている気がする。
弁当をテーブルに置いて、猫のほうへ向かう。
ニャー。
猫のいる部屋に入る。
友人A「何をニャーニャー言ってるんだ?このアホねこすけ。ん?」
・・・。
絶望という感情が最も大きく、ありとあらゆる感情が襲い掛かってくる。
その日、友人Aは人生で一番泣いた。
友人A「俺のエロ本が・・・全部捨てられている・・・!?」