家族との時間③
投稿遅れてすいません
タイトルを大幅に変えました、よろしくお願いします
「ただいまー」
「おじゃまします」
「なんだよおじゃましますって、今日からここは香露の家なんだからただいまだろ」
「た、ただいま」
「この後荷物が届くからそれまでゆっくりしててな」
「ありがとう...」
香露、少し会話に元気がないな、緊張してんのか、別次元っていうのか分からないけど向こうの世界だったらもっと元気だった、あれが通常だとは言わないけど少なくとも今の香露よりも香露に近い。
「香露ー」
「どうしたのお兄ちゃん」
「お前ちょっと元気ないよな、食欲はあったみたいだけど、緊張してんのか」
「ううん、最近寝不足で」
「そうか、それは大変だな、なんで寝れないんだ」
「最近おかしな夢を見るようになってさ」
「おかしな夢...もしかして過去に戻ったりする夢じゃないよな」
「えっ、なんで分かったの」
「俺も最近そんな夢を見てるからな」
まさか香露にまで力が伝わっていたとは、結構まずい、芽衣のことも考えると二人は俺の過去に巻き込まれているっぽいな、となるとそのうち自覚を持って過去を自由に動けたり、過去に戻ったりできるようになるとそれはあまりよろしくないな、これからは無駄に過去に行くのはやめたほうがいいかもしれないな...
ピンポーン
「荷物かな」
ガチャ
「引っ越しの荷物です、中まで運ぶことともできますがどうしますか」
「お願いします」
「それでは大きな荷物だけ指定の位置に設置します、小物はまとめておきますね」
「よろしくお願いします」
「かしこまりまた、お外で待っててもらっても構いません、1時間ほどで終了します」
「それじゃ外で待ってます」
「かしこまりました」
「香露ー、行くぞ」
「ちょっ、待ってよ!」
「なあ香露、お前は寂しくないのか」
「寂しいけどそこまで、お兄ちゃんもいるし」
「そっか、香露は一人じゃないもんな、俺が初めて親と離れたときはすごく寂しかったしそれ以上に大変だったんだよ」
「そうなんだ」
「料理はできないし、掃除も洗濯する時間だってほとんどないし、夜も一人ぼっち、でもいつの間にか慣れてきて料理もできるようにって」
「ふーん、それで今どこ向かってんの」
「学校だよ、お前がこれから行く学校」
「学校...友達できるかな」
「大丈夫だろ、学校に何人いると思ってんだよ」
「そういう問題じゃないよ」
「ほらついたぞ」
「ここかー!私の学校!」
「家からそんな遠く無いし、俺の学校も近いからな」
「それじゃ安心だね」
「そうだな、そろそろ戻るかな、歩くの遅かったし」
香露が安心できるならそれで十分だし、それが一番いい、無駄に心配かけるようなことはやめないとな、芽衣にも香露にも幸せでいてほしい、やっぱり過去を変えるのって今は不幸にすることなのかな...
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