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第○話 暁の始まり

注意

この物語は人によっては不快になったりします

ここから先見てみようっていうなら最後まで突っ切ってくれブラザー!!

こちらの世界とよく似た、全く違う世界の話。技術は1920年の時点で、

こちらの現代に追いついてしまっている、しかし環境は全くもって異なる。

そんな世界での、歴史に残る活劇的な争いの記録。


〈1956年3月13日 ヴラス国 ヤルスク村〉


『ヴラス国』

亜寒帯湿潤気候でエンケラドゥス大陸の北に位置する共産主義国家。

そしてここはその南部に位置する比較的暖かい土地の村。


そこである2人が民家の中で会話していたところから、この物語は始まる。


「いや〜今日も助かったぞ、アルバ。それより大丈夫だったのか?たったひとりで全部のミルク運ぶってのは、ガキがやるには結構キツい気がするが。」


「これくらい平気だって!僕は別にどこかしら悪いわけじゃないし、いい運動にもなるんだ!これ。」


「そういう問題じゃねぇんだが……」


『アルバ』という名のこの若者は、すらっとした身体、闇を知らぬ純粋な眼差しに、無邪気故にわずかな狂気を秘めた、まだ見ぬ世界を夢見る少年である。今年で11歳。


この村でよくめんどくさい仕事を代わりにやってくれるので彼の評判はいいらしい。


「それでさ、今週の分、どれくらい貰える?」


「今日が給料日か、そうだな…お前はよくやってくれてるし、今週はいつもより多めに出すつもりだが、お前さんが気になるってことは何かあったんだな?」


「うん…最近お婆ちゃんが寝込んじゃってさ。ここにはお医者さんもいないし、遠くまでいかないといけないし、行けたとしてもお金が少ないからどうしよっかなって。」


「お前んとこは婆ちゃんと二人暮らしだもんな、アルバ。気になったんだがお前さん、両親は?」


「……何度も言ったと思うけど、いないんだ、僕が産まれてすぐどっか遠くへ行ったってさ。でもいいんだ。僕にはまだお婆ちゃんがいるし、寂しくなんかないよ!それに、ここの村はみんな温かいからそんなに気にはならないかな?」


「ハハハ!前も聞いたか!ま、そうかもな。あ、そういやお前さん、帰るなら『()()()()()()』っていうやつ、知ってるか?」


「また都市伝説の話か…ん〜、聞いたことないや。何?それ。」


「いいか?よく聞けよ?


『それは昼夜を問はず現れ、焼け爛れた皮膚を持ち、破れた布を纏ひ、瞼と鼻無く、歯茎を露しし顔に、割れた爪や少量の髪の生えたる、蒼色の光を放つ破壊の化身なり。情けも慈悲も無く、故に死を纏ひぬ。』


……らしいんだ。」


「でもそれってただの都市伝説なんでしょ?それがどうしたの?」


「そうだったら良かったんだけどな。……それがさ、()()()()()()()()()()が現れたっていうんだよ!しかもこのエンケラドゥス全体に!」


「ぶ、物騒なこと言わないでよそんな!いるわけないそんなの!」


「でもわからないかもしれないだろ〜?」


「ちょっとイリヤ姉さん!ま〜たアルバのこと怖がらせて!()()()()()()()男の人来ないんだよ!?」


そんな話を持ちかけられたアルバに救いの手のかのように、誰かがドタドタと階段を降りて叫んだ。


「うるせぇなダニーラ!こいつの反応が可愛いからアタシはこれくらいしか楽しみがねーんだよ!」


降りてきた声の持ち主はアルバに駆け寄った。


「大丈夫?アルバ、顔色悪いけど。」


「い、いや!大丈夫だよ?」


(た、助かった…ダニーラが来なかったら、そんなに好きじゃない怖い話を長々と言われるとこだった…)


「それにしてもさぁ、お前ら不思議と恋人関係にならねぇよな〜アタシら小さい頃から遊んでんのに。」と頬杖をしながらイリヤはアルバにそう語った。


「確かに!ねぇアルバ!どっちの方が好きなの?私の方がいいよね?」


それに乗っかってアルバに詰め寄るダニーラに、イリヤは動揺しつつダニーラより前にアルバへ詰め寄った。


「は!?んなことねぇだろ!?アルバは()()だからアタシの方が好きに決まってら!ダニーラと違って胸もデケェしな!」


「む、胸のサイズはどうだっていいじゃない!で、結局どっちなのアルバ!!私か、イリヤ姉さんか!!」


(いや…僕はそんなに興味はないかな…ただ楽しく過ごせればいいし…?僕にとってはきょうだいみたいなものだしそんな感情は…どう答えれば納得するかなこの人たち…)とアルバは神妙な顔をしながら悩んだ。


「なんだ?アルバ、その顔だと選べないってか?そりゃあ仕方ねぇもんな〜話し相手に2人の女がいるんじゃあ選べねぇよな〜」


「い、いやそういうわけじゃなくて…」


そう反応をされたイリヤとダニーラの2人はさらに詰め寄った。


「アルバ!ハッキリと答えてちょうだい!お嫁さんにするならどっちがいい!?断然私よね!?」


「ちげーよな!!アタシだよな!?」


「えーっと…あ!そうだ!僕、お婆ちゃんのために遠くの町まで行ってお医者さん連れて来なきゃ!それじゃ!!」


アルバは凄く焦って2人の間から離れた。


「おい!てめぇどこ行きやがるアルバ!」


「ちょっと!!まだ終わってないでしょ!!」


「ごめん!すぐ戻ってくるから!」


「…ったく、給料忘れてるのに。」


その頃、勢いのままアルバはたった1人で雑木林を練り歩き、給料を受け取っていないことすら忘れて、次の街までの近道を辿っていた。


(長引くところだった〜〜………それにしてもこの道であってたっけな、昔よく通った道だけど最近は通ってなかったから…)


木の葉で陰った道をアルバは景色見ながら歩きつつ、過去の思い出を振り返った。


(懐かしいな〜、昔ここでよくダニーラとイリヤと僕の3人で秘密基地とか作ったっけな?そこで3日間も帰って来なかったから怒られたっけ。その後、大雨で流されちゃったけど、また作りたいな。)


懐かしい思い出を振り返りながら、雑木林を駆け抜け、アルバが馬車の跡が残った砂利の道を辿って歩いて行くうちに、目の前に『この先、タイガンスク』という町の看板が見えて来た。


(よし!もうすぐだ!)とアルバが無邪気な子供のように喜んだのも束の間、少し先を見渡してもそこには異様に活気のない町の風景が広がっていた。まるでゴーストタウンのように静かで、人の話し声も、ささやきすら聞こえない。


(どうしたんだろう…みんな、寝てるのかな。でも今は昼だからそれはおかしいし...ここら辺で戦争とか誘拐事件が起きてるわけでもない。じゃあ…なんだろう?……いや、それよりお医者さんだ!まず探さなきゃ!)


そうして、病院と同じ施設の建物に着いたアルバだが、またしても異様なほどに静まり返った状況ので、少し血生臭いにおいが漂っていた。アルバは困惑を隠せなかった。


(どういうことなんだ…なんで人が誰もいなくて、その上にここまで静かになってるんだ?それに少し……臭う?そういう事件があったとは聞かない…新聞にもなかったし村の伝達屋も…ん?そういえば今日はまだ来なかったな…なんでだろう……?)


静まり返っていることも、少し血生臭いことにも疑問に思い、アルバは少し推理しだした。


(体調不良とかそういうのならあの人は大抵、ヤルスクから出ないはず…でも帰って来てない…何がどうなってるんだ?…とりあえず入ってみなきゃ、もしかしたら……とにかく見てみなきゃわかんないか…)


アルバは、内心少し恐怖を感じながらも建物の中に入った。


しかし建物の中には誰もいる気配はなく、ネズミはおろか、ホームレスすらいないであろう静寂に包まれて、さっきより生臭いにおいが漂っている。


「うぇ……なんだこのにおい…あのー!すいませーん!誰かいませんかー!いたら返事してくださーい!……いるのかなぁそもそも。」


大声をかけながら人を探すアルバであったが、ついに、座っている人影を見かけた。


「やった!人だ!すいませ………!?」


声をかけようとしたアルバが驚き、叫んだ先には、両腕をもぎ取られ、足を折られて座らされている伝達屋の男が目の前にいた。他にも数々の血溜まりと肉塊も転がっている。


(うそだ…そ、そんなはずがあるわけない!心配のあまり、幻覚を見てるに違いない……さっきの雑木林で変なもの踏んだんだきっと…そうであってくれ…!)


ふと、アルバが衝撃的な光景で怯んでいる間に伝達屋の男は掠れた音を出しながら口を開いた。


「…け……………」


「…け…く…………」


村の伝達屋……だったであろうものは恐怖に怯えた震える声で何かを伝えている。


「い……ぞげ…やく……」


「いそげはやく!つたえろ…!」


「あおい……ひかり─」


言い出した瞬間に伝達屋は、背後から顔を掴まれ、まるで水風船のように内側から膨らみ、鼓膜が破れるような音を出しながら血や肉を撒き散らし破裂した!


「ぁぁ…ぁ…何……え…?何……?なにが起こってるの………?」


アルバはその飛び散った肉片や、耳を塞ぎたくなるほどに苦しい大きな一瞬の音、そして顔についた血肉に手で触れ、それによってこの異様な光景が()()()()()()()()()()()()()()()()を悟った!


「う、うわぁぁあああああああああああああ!!」


アルバは恐怖で叫び、錯乱しつつも、ある()()()()()を思い出した。


(さっきイリヤが『死を纏う魔人』とか、それで蒼い光がって……そしてさっき目の前で………!イリヤの言ってたことは本当だったんだ、都市伝説でもなんでもない!()()()()()()()()()()()()は!いたんだ!)


瞬時にアルバは、自分の生まれ育った村に何か()()()()()が近づいていると直感し、大急ぎでヤルスクへ向かい始めた!


息を切らしつつ、気を失いそうにしながら向かったアルバだが……彼が見たものは想像を絶するものだった。アルバは完全に言葉を失ってしまった。


アルバが見える範囲の視野の限り、そこには、さっきの街のように異様に静まり返った村。


そしてタイガンスクの住人や、ヤルスクの住人であった人々の山、雲一つない清々しい青空に照らされた大地が見えていた。


そこには腐った肉のような臭いや、血生臭く糞尿のような臭い、そして灯油のような臭いがする。その人々の山には、ダニーラやイリヤ、ましてやアルバの唯一の保護者であった、彼の祖母までもが混ざっていた。


アルバが膝をつき、唖然としていると日陰から何か悍ましいものがこっちを見つめていることに気づいた。視線を向けるより先にそれは話しかけてきた。


「まだいたか。」


そして影からヌルッと現れた人のような何かは、ボロボロの布を羽織り、全く毛や髪がなく、焼き爛れた皮膚に割れた爪、瞼も鼻もなく、今にも飛び出しそうな目玉に歯茎が剥き出しの顔、掠れた声の筋肉質な大男であった。彼はまさに、《死を纏う魔人》にそっくりだ。


「ん?キミか。さっきいたの。実にいい顔だった。」


それはアルバに近寄ると、彼の肩に腕を馴れ馴れしく組んできた。


「なんだよ、ダンマリして。寒い?ここの平均温度は5~10℃だし寒いよな、わかる。今から燃すからさ、キミも暖まれよ。」


アルバはあまりに突然すぎる猟奇的な光景を見て、脚の力が抜け、目を大きく開けながら、息を荒げながら口を閉め忘れて唖然としていた。完全に声も出なくなってしまった。肩を組んできた魔人は死体の山のすぐそばに手をかざし、蒼い閃光を一瞬放ったのちにその場から順に火が、死体の山へと燃え移ってゆく。


「どうだ?明るくなったろう?ちなみにさっきのはヒートポンプと同じような原理。だと思う。」


魔人のような何かは、うんちくを卑しく語る父親のようにアルバにそう言った。そしてアルバの手を引っ張り燃え盛る死体の山に無理やり近づけたのち、強引に会話を進めた。


「さ〜〜〜〜て、キミはダンマリしてるしオレは暇だし、そうだ、世間話でもしようじゃないか!オレは『ノクス』もしくは『死を纏う魔人』と呼ばれている。だが死を纏うというのは間違いだ。オレは死を纏ってるんじゃなくて、死そのものだ。わかるか?キミ。」


「で!も!語呂が悪いだろ。死神とか〜悪魔〜とか堕天使とか!()()()オレは『死を纏う魔人』と呼ばれることにした。いいだろう?この響き。」


アルバはどんなにノクスに話しかけられても、錯乱のあまり言葉が出にくくなっていた。そのことに気づいたのか、ノクスはアルバを見つめながら圧をかけた。


「オマエ、喋れないのか。そうだな。喋れよ。」


沈黙を貫いていたアルバは、初めて、魔人に対して言葉を交わした。


「………あの…」


「ん。」


「…………これ………幻…ですよね………?」


「なんて?」


「……幻……ですよね!きっと僕がみてるのは夢……だよね?そうだよね!?」


ノクスは妄想だと訴えるアルバへ呆れつつ事実を伝えた。


「やっと開口してそれかよ。ここは現実だ。」


アルバの時空が歪む。

今までの人生全てが無駄だったかのように

散っていく。そんな感覚にアルバは襲われた。


「じゃあ...今までの僕の人生は...?」


「オマエの人生?知るかよ」


「…………ふざけるな!お前みたいな化け物に!!簡単に壊されてたまるか!!」


「でも現に壊れちまってるぜ?」


そういったノクスの手元にはなんとも言えないドス黒い雰囲気が漂っていた。


それの危険性を察したのか、アルバは身構える


「僕に近づくな!!!!」


「オマエらってみじめだよなぁ...肉も心も脆くてさ。」


ノクスはジリジリとアルバへと近づき、喉元を掴み

持ち上げる


「おいおい!オレの存在がまだ信じれないか?」


ノクスは握りしめた右手を振りかざす。


「ぐぁ゛あ゛....!!!」


―プシュッー


内蔵がはち切れた音が耳にこびりつく。


「お!結構いい音するな!

       これが本場の人間楽器!」


「う゛ぁ゛ぁ...」


出そうにも出ないアルバの悲痛な声が混じる


「もったいねぇな!

   他のやつも鳴らしときゃよかった!」


「な...ん゛で...どぉ゛ぢて...ボグが...こ...んな゛めにぃ...!!!」


その後も、アルバへの非情な大人気ない攻撃は続く


「体はいい音なるけどよぉ、口からはいらない音ばっか!」


「なんだっけあれ、卑怯和音?だっけ?

      いや...違うな、不協和音だ!」


そういったノクスは掴んでいた喉元に力を込める


ピシャッと鮮血が舞う


ドサッと落ちるアルバ


「かひゅっ...ひゅっ...」


無惨にも、アルバの喉は圧迫され、血が吹き出し

穴だらけになっていた


「えっ!まだ生きてんの!めずらしー!!!」


「このまま殺すより実験ターイム!!!」


ノクスは助走をつけてアルバを蹴りあげる


「ぁ゛」


アルバは2mほど飛び上がり腰から落ちる


グチャ


アルバの腕が逆側に完璧に曲がっていた


「骨突き出てんじゃん!かっけぇー!いい実験ザイリョーってやつ!」


ノクスは非情にも、アルバの残った四肢を逆側に圧迫し始める


パキャ グチュ ゴギッ


常人なら聞かぬような音が響き渡る


「流石に死んだか。つまんね。」


俺がやった事だけど悔やんでやるよ。

と言い残しノクスは影へと消えた


ーボクこのまま死ぬのかなー


死にかけのアルバにも伝わる地響きが近づく


『全兵!!!トマレェーーーーッ!!!』


馬に乗ったイタリア風の甲冑の男たちが現れた


髭の生えたガタイのいい、いかにもな人が言う


「マザルノオオォォ!!!!ここで一体何が起きたって言うんだ!やつの仕業だって言うのか!?」


1番後ろから一際小さい金髪の男から返答する


「タイチョーが知らないのにフクタイチョーのオレが知ってると思いで?」


「ワッハッハ!!!それもそうだな!

しかし...『死を纏う魔人』とやらが()()()()()()()()...」


隊長と呼ばれた人物は何かを見つけたかのように馬を降りアルバへと近づく


「見ろ!この少年を!可哀想に辛かっただろうに...…埋葬くらいはしてやるか...」


隊長が抱き抱えた時動きが止まる


「む...この状態でか...?」


「おい、サスア!!いますぐ例の試作品を!」


横にいた赤毛のスタイルのいい女兵は顔を赤くしながら怒鳴る


「隊長!前も言いましたが、()()は!3回分しかない上に!!!まだ生きてる人にしか効きません!!!それに作るのも大変なんですよ!!!」


「だからだ!まだ息がある!」


「!?」


サスアはドデカいカバンの中からポーションを取りだした。


「ちょっと待てよ...タイチョー」


「今は一刻を争うんだ、マザルノ、お前に構う時間はない!」


「だからだよ、この遠征は俺らにとっても危険、この惨状を見て考えなよ...?」


「この化け物と俺らが遭遇する可能性を、もし遭遇したら...まぁ死人が出ないとは言いきれないよね」


「その時はその時だろう!今はこの少年の命が!」


「大丈夫だよ...今度はおれが作ってあげるからさぁ」


胡散臭い男が隊長へと近づくマザルノを止める


「グローム...お前...チッ、今回はお前に免じて...だからな」


「さぁ、ぼうや、これを飲みな」


そしてアルバの喉へと流し込む


「本当に可哀想に...あの化け物め...」


その時、アルバの四肢がもげ、断面からいくつもの肉が伸ばされて癒着し、新しい四肢を作り上げる


穴だらけの首も塞がっていった


「かはっ...!!!」


「大丈夫か!少年!」


(えぁ?うん...?なんとか...)


「なんて?」


「マザルノ...あの薬は、人間の力を限界近くまで覚醒させ治癒させる...だったよな...」


「そうだね、それがどうしたんだよタイチョー」


「この子...声が出ないみたいだね...」


胡散臭い男が隣から話す


「それはもう、手話を覚えるしかなくなっちゃったねぇ」


(え...?聞こえて...な...い?)


アルバの体大きく震える


「!?」


胡散臭い男がアルバへと近づく


「どいて、おれが診る」


「この感じ...多分ショック性だ」


「ラヴォールさん、能力、お願いします」


「そうか!どけ!少年!」


隊長と呼ばれていた人物はアルバの胸に手を置いた


「少し痛いかもだぞ!」


ハッ!!という掛け声と共にアルバの心臓へと直接

振動が伝わる


ドクン


「心音が戻ったようですね...流石ラヴォールさん」


「このまま起きる前にアジトへ行くよ、タイチョー、魔人が来たらまずい」


そしてアルバを乗せて騎馬隊は遠くに見える山へと向かった...


それぞれの第1話へと続く

初めまして!ぬいです!

ここまで見てくれたあんたは最高だぜぇ!!

……初投稿です、すいません。

少なくとも読んでいただいたことは感謝でしかないです。

評価が何であれまず手に取ってくれたことが嬉しいです!


初めまして!無菌です!

今回は読んで頂きありがとうございます。

いかなるレビューでも心して受け取るのでどうかお願いします!



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