幕間①
どうも、作者こと月面兎です。
三話目でやっとこさ物語の趣旨が明らかになったところで、人物紹介をば。
この後も物語の切れ目に人物紹介やサイドストーリーを度々書く予定。
アメリア・ジャックハート…物語の主人公。容姿端麗才色兼備な悪役美人。
性別:女
年齢:18歳
身長:188cm
血液型:???
人物:純然たる帝王の気質。自分を絶対の尺度と捉え、他者をチェスの駒の如く意のままに操る。嘘吐きで結果主義だが、父親譲りの実直な力比べを好む性質も捨てきれていない。女としても帝王としても、まだまだ成長過程。
容姿:学校から私生活まで基本的には白シャツにネクタイ、黒地のパンツとジャケットと言うスタイル。本人が敢えて普段は気配を醸し出さないだけで、身に纏うオーラも本人の容姿も絶世の美女と呼ぶべきもの。切れ長の瞳に短く切り揃えた深黒の髪と黒瞳を持ち、現実的でないほどの手足の長さと頭身が特徴。スタイル抜群ながら、身長のおかげで不自然さはない。
好みのタイプ:「君みたいな人。……まさか本気にしてないよね?」
エステラ・ローズマリー…アメリアの親友。お嬢様育ちのおてんば娘。
性別:女
年齢:18歳
身長:168cm
血液型:A型
人物:天真爛漫、明るく元気。野性味に溢れ正直で人好きのする性格であり、その絶対的な善人オーラはアメリアの癒しにすらなれるレベル。動物的な勘の良さが突出しており、アメリアの思考を見抜ける数少ない人物。
容姿:赤毛のアンが髪を下ろしたらこうなる、と言う容姿。金髪と赤毛の中間の髪色はきらきらと輝き、腰の上ほどまで伸びている。ぱっちり開いた瞳はグレーとブルーの中間で、そばかすが特徴的。身長は女子としてはかなり高くスタイルも良いが、アメリアの隣に居ると霞む。人懐っこさを感じさせる女子然とした可愛げは、アメリアとはまた別系統の魅力。
好みのタイプ:「なんかこう、ビビっと来る人!」
コレツィオ・ジャックハート…アメリアの父。世界最大のマフィアのボス。
性別:男
年齢:47
身長:216cm
血液型:O型
人物:真っ直ぐが過ぎる一種の奇人。強さ比べと酒と女が好きとか言う魔物か何かのような性分であり、狡猾さに欠けどこまでも実直な巨人。その帝王性は本物であり、自然と後から人がついてくるような卓越したリーダー気質。
容姿:筋骨隆々、帝王の風格に溢れた外見。パナマ帽に黒外套の服装が特徴的で、着丈が足りないのか外套は大きめのジャケットにしか見えない。ハンサムな顔立ちで若干タレ目、口元に大きな傷が一つ。金髪の癖っ毛は少し帽子からはみ出す程度までに短く切られ、笑顔の似合う気さくさと溢れんばかりの戦闘力が嫌にマッチしている。
好みのタイプ:「そりゃお前、顔と体がイイ女だろ!」
クリス・アンデルセン…アメリアのお目付け役。彼女の野望に加担する。
性別:???
年齢:???
身長:157cm
血液型:???
人物:謎めいたお目付け役。昔からアメリアの面倒を見ており、基本的に皮肉屋で大人びているが子供のように素直な一面も見せることがある。アメリアに心酔しており、好きすぎて彼女の思考を先読みできるという特技を持つ。
容姿:中性的であどけない顔立ち、体躯。可愛らしさすら感じさせ造形、しかしクールさも確かに孕んでいる独特の魅力を持つ顔。髪型は所謂姫カットとか言うやつ、髪色は褪せたグレー。服装は基本的にフード付きのパーカーと簡素なズボンのみであり、服の上からでも輪郭の細さが伝わる。しかしこれで中々、纏う雰囲気のせいか舐められることはない。
好みのタイプ:「お嬢のような人でしょう、当然。」
世界のマフィアのヒエラルキーにおいて頂点に位置するイギリスの組織”アムール”。ヨーロッパと北アメリカの間に新たな麻薬取引のパイプを生み出したことで一代でトップに立ったこの組織を率いるのは、巨人と畏れられるコレツィオ・ジャックハート。ルイ、オーウェン、アメリアの三人の子を持つ。アメリアは父コレツィオの座を乗っ取ろうと数年前から画策しており、それが実行に移されたのが高校三年生の春、つまり現在。アメリアは高校生に擬態しつつ、クリスと共に虎視眈々と玉座を狙う。