パーティーを抜けるという言葉は呪いの言葉
勇者パーティーそれは魔王を倒すために集められた精鋭のグループだ。
そんな精鋭中の精鋭の中になんのスキル《恩恵》も持っておらず体力もない転生者の僕がいる。
そんな僕たちは今魔王城を目指し冒険をしている。
「いけませんっ!タクトさん」
なんだろう?トイレいこうとしただけなのに勇者パーティーのリーダーで剣士でもある金髪碧眼の長い髪を後ろで白いリボンで結んだミーシアさん(かなりの美人さん)に呼び止められた。
「どうしたの?トイレにいこうとしただけなんだけど?」
「今、私たちは森で野宿をしようとしています。こんな森のなか熊さんやモンスターがでても不思議ではありません。護衛をつけるべきですよ」
「その意見はわかるけど、すこし離れた茂みで用を足してくるだけだから大丈夫です。では」
「いけませんっっ!」
ダメだ。トイレにいかせてくれない。ミーシアさんはバスケのディフェンスのような構えで僕の行き先を妨害してくる。
「もれちゃうよお//」もじもじ
「もじもじしながらトイレ我慢しているタクトさん可愛いです」ハァハァ
ダメだ。この人はもうだめだ。初めて会ったときは凛々しくてかっこよかったのになぁ。いつからこうなったのか。仕方ない他の人に助けを求めよう。
「アリスさん、僕はトイレに行きたいんだけどミーシアさんが邪魔をしてくるんだ。どかしてくれない?」
「邪魔とはひどいですっ」ぷくー
ミーシアさんが怒っているけど関係ない。ここはエルフ族で職種がシスターのほのぼのとしたアリスさん(銀髪貧乳の見た目ロリ)に助けをもとめた。
「この場でもらしてください~。そうしたら全てかいけつですぅ~」
「解決してないよ、ぼくは何一つね。ミーシアさんもその手があったかみたいな顔はやめてね・・・」
どうしよう漏らしそう、しかし女性についてこられるなんて嫌だし。
残りのあと二人に助けを求めよう。
「ヤミ、ヨミ助けてよ、この二人トイレ妨害してくるの」
ヤミ、ヨミは双子の魔法使いのドラゴン族の女の子(どちらもオッドアイの美少女)。
「ヨミ、どうするよ。たっくんもれそうだし、たすけてやるか?」
「・・・ダメ」
「了解!」
「ダメ、了解じゃないでしょ!もれちゃう」
こうなったら仕方ない、あまり使いたくない手だったけど・・・
「トイレも行かしてくれないんだったら、このパーティーを抜けるからね」
言ってから、思った。この言葉を使うべきではなかった。と