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063 『探知スキル』で薬草探し

 よし、まずは『地図』スキルを発動!


『セルマンの森』が頭の中に広がったわ。とはいえ行ったことがない場所は地図が正確じゃないんだけどね。


 マールの街と今通ってきた場所から半径1キロメートルは建物や道、木の本数すらわかるくらい詳しく出てるけど、他は大まかな境界線や水場くらいしか見えてないの。


 それでもかなり便利なんだけどね。がんばればここからグレース市くらいまでは見ることができるわ。


 さらに『探知』スキルを発動!


 このスキルは私の周囲半径2キロメートルにある指定されたものを地図に写し出すことができるの。


 人や魔物、探したいものを思い浮かべればほとんど確認できるわ。


 まずは生き物、特に魔物を探知。


 うーん、今私はだいたい西側を向いてるんだけど、私の周りに4つの反応と正面のかなり遠くに魔物の反応が3つ出てる以外何もない。


 周りの4つはとうぜん『そよ風の輝き』のメンバーね。正面の反応は多分スライム。魔物図鑑で確認してるから間違いないわ。


 続いて探したい物の反応を探知しよう。


 探知は『いやしそうの葉』と『いやしそうの花』、そして『ヒールマッシュルーム』の3つ。


 いきます、『探知』!


 あはっ!めっちゃたくさん反応が出てる!目の前の草むらにも反応ありよ。ちなみに『地図』を拡大するとその数までわかるくらいアップになるのよ。


 まずはいやしそうの葉がたくさんありそうな反応の出てる目の前の草むらを探してみましょ。


 そこの草むらをかきわけると、いやしそうが群生してたわ。


 えーっと、たしかいやしそうは葉っぱや花を摘んでも根っこを残しておけばまた生えるんだったわね。


 その草むらからは『いやしそうの葉』を40枚、『いやしそうの花』を7輪摘み取ることができたわ。


 さらに北に7歩くらいの所にもいやしそうが生えてる。


 いっぱいあるわ。冒険者ギルドでいやしそうとヒールマッシュルームを調べといた甲斐がありました!


 ヒールマッシュルームは木の根元、特に樹齢が高く根が大きく張り出している木の付け根に生えているみたい。


 そのまま葉や花やキノコをプチプチと摘みながら西に向かって歩を進め、たくさん摘んでまゆげちゃんに積み込んだわ。


 えーっと、『いやしそうの葉』が2357枚、『いやしそうの花』が259輪、『ヒールマッシュルーム』が192個取れちゃった。


「みなさーん、薬草の素材が取れました!おしまいでーす!」


 私の掛け声に『そよ風の輝き』のみんなが帰ってきたわ。


「エリーゼちゃんおつかれ!沢山取れたかい?」


「はい!たくさん取れましたよ!見てください!」


 私はまゆげちゃんの荷台の空間収納から両手いっぱいにいやしそうの葉を出してみなさんに見せたわ。


「すごい!こんなに見つけたの?」


「大人顔負けの量だよこれ。普通は1日頑張ってこれ位だもの。エリーゼちゃんは薬草摘みの名人だ。」


「薬草採集で飯が食えるぞ。」


 え?私手に持てるだけ出しただけなんですけど……これはごく1部なんですけど。


 こ、これはどうやら私とみなさんの間に認識の齟齬がある気がするわ!


「あのー、これそんなにたくさんなんですか?」


 いちおうよ、いちおう聞いてみよう。


「ああ凄ぇ量だ。俺は1日で20枚位しか取れない自信があるぞ!」


「そんな自信いらないですよね?『探知』スキル使ったら簡単に探せましたよ?」


「探知スキル?」


 斥候役のおじさんが首を傾げている。


「エリーゼちゃん、探知スキルあんのか?」


「はいありますよ。LV4です。」


「「「「探知スキルLV4!!?」」」」


 はいおかしいことになりましたー!どうやら探知スキルの使い方間違えたみたいでーす!


 斥候のおじさんがちょっと声をうわずらせながら私に聞いてきた。


「お、俺も探知スキル持ってるけどLV3だぜ?それに、探知はあそこの岩陰にゴブリンが3匹隠れてるとか、そこの足元に罠があるぞとか、そういう使い方してるんだけど。エリーゼちゃん、どんな使い方したんだ?」


 どうやら本職さんより探知レベル高かったみたい!


「まずは地図スキルを発動してこの辺りの地図を出します。」


「既に知らないスキルが使われてんな!?」


「それからポーションの素材の『いやしそうの葉』を思い浮かべて、いやしそうの葉を探知します。」


「逆!?俺の探知と逆の発想?それって『ゴブリン』を探せば地図に出るのか?」


「出ますよ。ちなみにあっちに1400メートル行った所にはスライムが3匹います。」


「………後で詳しいやり方教えてくれよ。」


 そう言って斥候のおじさんは黙ってしまった。


 そんなびっくりする?私普段からまゆげちゃんを運転するとき普通に地図拡げて道を確認して、もし人とかはねちゃったら大変だから探知スキルで馬車や歩行者を探知してるだけなんだよ?


 それをここでやっただけなの。


「エリーゼちゃん、例えば他のものも探せるのかい?」


 冒険者のお兄さんが聞いてきた。この人は剣士なの。


「はい探せますよ?私が知ってるものならですけど。あ、知らなくても『生き物』とか大まかな探知ならできます。今は周りに『魔物』はいませんね。」


「ねぇエリーゼちゃん、ちなみにその『いやしそうの葉』って、何枚あるの?」


 今度は魔法士のおねえさん。


「2357枚です。」


「その『探知スキル』の話、詳しく聞かせて頂戴!!」


 あー、これはもう街へ戻るやつね。仕方がないわ、帰りましょ。


 帰りのまゆげちゃんの車内は静かだったわ。

明日の更新は無理かもしれません。結局副反応で4日間寝込みました。さすがに今日は仕事に行きましたが、ちょっとキツイです。


がんばれたらがんばります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 斥候のおじさんのセリフがカミナリの漫才みたいで面白いな。 [気になる点] いやしそうの葉が群生した所から40枚も採れるのに、1日かかって20枚も採れないなんて、エリーゼちゃんは凄すぎますね…
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