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057 リース買取とレンタル移籍

 私が左端を狙いながらロードローラーを進め、私が締め固めた道より中央をミルフィが操るロードローラーで踏み固めていく。


 マールまで帰ってきました。ただいま!


 帰りは2時間近く掛かっちゃった。でも、本来1台でやったら倍は時間が掛かるんだから全然オッケーです。


 まだお昼前だよ。


「ふう、着いた。お疲れ様。」


「運転は思ったより簡単だったけど緊張したから疲れちゃったよ。」


「そうね。でもまだもう1列踏み固めないといけないラインがあるからそれはミルフィに任せたいと思ってるわ。私は横に避けられた土を掬って回収しようと思ってるのよ。」


 モータグレーダで土を削った際に出た土砂はカバルに向かって左端に溜まってる。このまま置いてたら雨が降った時水がはけなくて水溜まりができちゃう。


「ミルフィに最後のラインを踏み固めてもらったら、後ろからまゆげちゃんとかけるくんで土砂を掬って回収していくわ。」


「じゃぼくはローラちゃんでがんばって締め固めていくよ。」


「ローラちゃん?」


「あはは、エリーゼは自分の重機に名前を付けているじゃない?だからぼくもこの子に名前を付けてあげたくなっちゃった。ダメかな?」


 素晴らしいわミルフィ。確かにこの子はリース重機だから5日後に返却しないといけないけど、道具は大事にしたほうがいいにきまってるもの。


 やっぱりミルフィは優しくて素敵なお友達だわ。


 すると、私の頭の中にメッセージが流れてきた。


 "『4トンロードローラー』をリースアップして中古買取しますか?

 リースアップ後の買取料金=1,400万wp"


「えっ?」


「ど、どうしたのエリーゼ!」


 リースアップ?なにそれ。ワーキングポイントの量が示されてるということは……もしかして!


「ミルフィ、あなたがその子に名前を付けてくれたから、どうやらローラちゃんを私の眷属として購入することができるみたい!」


「ええっ?この子はエリーゼの重機じゃなかったの?」


 あーミルフィにはリースのこと説明してなかったものね。


「ロードローラーやこの前使った生コン車とポンプ車は精神力と引き換えに借りてた重機なの。普段使わない重機を購入するとちょっと経費的にもったいないじゃない?だから貸出するシステムがあるのよ。」


「ご、ごめんエリーゼ。ぼくが勝手に名前を付けちゃったから無駄な出費をさせてしまうんだね。」


 ミルフィはしゅんとしたわ。


 もう、そんな落ち込むことないのに!


「違うわミルフィ、これは発見よ。リース重機は借りることしかできないと思ってたんだから。まさか名前を付けたら購入できるなんて思わないじゃない!ミルフィのおかげで新しい重機が手に入るのよ!ありがとうミルフィ!」


 これを喜ばずにいられるものですか。ロードローラーが手に入ってなおかつカスタマイズできるのよ!


「よーし!ロードローラーの『ローラ』、即購入よ!」


 ポチッとな!


 すると目の前のローラちゃんの周りにオレンジ色に輝く壁が!


 ローラちゃんはオレンジ色の壁なのね。うふふ、なんだかミルフィのイメージにピッタリよ!


 壁がなくなり中から出てきたのは、黄色いボディが空色に変わりちょっぴり丸っこいフォルムになったロードローラーだったわ!


「わあ、なんか雰囲気が変わったね。丸っこくてなんだかまゆげちゃんみたい!」


 たしかにまゆげちゃんに似てるかも!


「そう言われてみたらそうね。まゆげちゃんは丸っこくてかわいいからイメージが似てるかも。そういえばまゆげちゃんも最初は空色だったし。」


「へえ、今は綺麗な淡いグリーンとホンワカとしたお日様みたいな色の2色だよね。」


「うん、ミノルおじさんに塗ってもらったんだ。私の眷属になった重機達はみんなエメラルドグリーンに塗り替えたんだよ。」


「チームからだね!すごいすごい!」


 ミルフィが手を叩いて喜んでる。


 そういえばこの子名前が付いたから私の眷属になったのかな?


 久しぶりにステータスでもチェックしてみようっと。



 名前:エリーゼ

 種族:人間


 LV:34

 生命力:782

 精神力:767,218

 体力:241

 知力:389

 敏捷:226

 器用:183

 気力:645

 魔力:2,091

 状態:正常


 眷属:まゆげちゃん、クリフト、エト、ゼロス、ブルータス、かけるくん、ドレイク、ニュート

(ローラはレンタル移籍中)


 技能: 重機LV4、格闘LV1、棍術LV3、盾術LV3、魔力操作LV5MAX、身体強化LV4、恐怖耐性LV2、探知LV4、交渉術LV2、地図LV5MAX


 受動技能:精神力回復力増加、精神力回復量増加、反応速度上昇、ステータス異常耐性、幸運、努力、根性


 称号:努力人、投資家、救命士、おじさんキラー



 おやぁ?またやらかしちゃったかな?


 レベルやステータス値は…もうほっとこう。乙女のアイデンティティが崩壊しちゃうもの。


 問題はふたつ。


 ひとつめは重機のスキルレベルが4になってること!でもこれは帰ってから検証しましょ。たぶん長くなるわ。


 もうひとつは、ローラちゃんが『レンタル移籍』っていうよくわからない状態になってること!


 どういうことかな?レンタルってことは貸し出された状態ってことで、移籍ってことは所有先が譲渡されてるってことかな。


 ということは、私がローラちゃんの現在の所有権を貸し出してるってことになるわけね。


「ミルフィ、ステータス画面にローラちゃんが入ってるかもしれないわ。確認してもらえるかしら?」


「えっ?どういうことかな?」


「私のステータスによると、たぶんローラちゃんはミルフィの眷属になってると思う。」


「うそぉ!」


 ミルフィは目をキョロキョロさせながら自分のステータスを確認してる。


「エリーゼ……ぼくのステータスに『眷属 ローラ』って書いてあるよ。」


 や、やっぱり!

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