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048 まずは座学です

こんちわ!ぴ~ろんです。


今週もはじまりました、よろしくお願いします。とはいえ暑さや忙しさで筆が進まないのです…どうしましょ?お盆もあるし、どこかでがんばらないといけませんね。気合い入れないと。


台風が接近してるようですが自分のいる場所では今の所なんも無い……地域によっては被害が出るかも知れません。みなさんご自愛くださいね。


エリーゼもミルフィちゃんもがんばります、それではどうぞ。

 とりあえずミノルおじさんの工房に行って訓練方法の説明、いわゆる座学をしましょ。


「ミノルおじさんの工房に出発よ。ミルフィはとりあえず荷物をまゆげちゃんに乗せてね。出ろぉぉ!まゆげちゃぁぁぁあん!」


 パチン!ゴゴゴゴゴゴゴゴ!


 ギルドの外にまゆげちゃんを呼び出した。


「な、なんですかこれ!?」


 そっか、ミルフィはまゆげちゃんを知らなかったんだったわ。


「私は『重機』っていうスキルを持ってるの。重機っていうのはこの世界とは違う世界の働く車ですっごく便利だしかっこいいのよ!」


 まゆげちゃんはかわいいけどね。


「ぼく、来るとこ間違えた気がしてきたよ。だいじょうぶかなぁ?」


「だいじょうぶだよ。ミノルおじさんもお父さんも付いてるからね。安心なの。」


 ギルドの裏の倉庫から荷物を取り出してまゆげちゃんに積み込んだわ。


 でっかいリュックと手提げカバン。大荷物ね。


「ミルフィはよくこんなにたくさん荷物を持ってこれたわね。」


「たまたま隣のカバルの街まで荷馬車に乗せてもらったの。カバルからは道も綺麗で歩きやすかったから半日で着いたわ。夜になっちゃったから衛兵さんに心配されちゃった。」


 こんな荷物持って半日も歩いたんだ!道を綺麗にしといてよかったわ。


「おーいエリーゼ、ミルフィさん、早く行こう。」


 お父さんがまゆげちゃんの助手席からおいでおいでしてる。


「ミルフィは後ろの席に乗ってね。そこの取手を握ればドアが開くわ。」


「すごいわ、貴族様の馬車みたい。」


 にこにこしながらまゆげちゃんに乗り込むミルフィ。


 多分だけどまゆげちゃんは貴族様の馬車より快適だと自負してます。




「は、速いわ!エリーゼはこれに乗ってグレースまできたのね?どれくらい時間が掛かったの?」


「うーん……半日?」


 多分そんなに掛からない。


「ぼくがカバルから来たのと変わらないくらいでグレースまで帰れちゃうのか……確かにすごいスキルね。」


 ミノルおじさんの工房に到着したミルフィの口から溜息が漏れてる。


「ミルフィの嬢ちゃん、驚きついでに教えてやろう。このマールからカバルまでは丘や高台が多かったんだ。以前は荷馬車で途中休憩しながら半日かかってたんだぞ。通しで走っても2時間位だ。でも、そんな高低差なんかなかったろ?」


 ミノルおじさんが工房の鍵を開けながらミルフィに話しかけたわ。


「は、はい。荷馬車で2時間?休憩入れて半日?1時間掛からないと思います!」


「その道をエリーゼの嬢ちゃんが重機で作って、これがまだ作りかけって聞いたら、アンタどう思う?」


「くっくっく……ミノルさん人が悪いな。」


 お父さん、笑い過ぎですから!


「え?エリーゼが道を?嘘でしょ!?」


 もう!なんだか恥ずかしいわ。


「重機の練習でやったのよ。まだ完成してないし、領主様から許可が出たらグレース市まで道を作るからね。」


 ミルフィは青い目をまん丸にして私を見てる。


「ミノルおじさん!今言わなくてもいいでしょ!?自慢してるみたいで恥ずかしいです。」


「ははは、スマンスマン。だがミルフィ嬢ちゃんもこれで今からの話を信じてくれる様になるさ。」


 ミノルおじさんも笑い過ぎですから!




 ミノルおじさんの工房はあいかわらずいろんな道具や部品でいっぱいね。


 傍にあるテーブルに腰を下ろす。


「とりあえずエリーゼ嬢ちゃんが先生だから教えてやりなよ。問題があったらその都度俺が注釈を入れてやる。」


「はい……じゃあミルフィ、まずは魔法を使うための力、魔素と精神力について話すわね。」


「魔素?精神力?」


 ミルフィは不思議そうな顔してる。知らないワードが出てきたから仕方がないわ。


「うん、魔素っていうのは魔法なんかの超常現象の素になってるエネルギーみたいなものよ。当然私達の身体の中にもあるわ。私達の身体の中にある使用可能な魔素を数値化したものが『精神力』です。」


 ミノルおじさんを見ると、うんうんと頷いてるから間違ってないわ。


「ミルフィ、ミノルおじさんにあなたのステータスを見てもらってもいいかな?」


「えええっ!?ミノルさんは他人のステータスを見ることができるの?」


 私の言葉に反応したミルフィ。ミノルおじさんはマールの街の賢者なのよ!他薦だけど。


「ああ、『鑑定』って言うスキルを持ってる。一応緊急事態じゃない限り相手の了承を得てから使ってるがな。ミルフィ嬢ちゃんの数値が分かった方がこれから目指す物が分かり易い。」


 ミノルおじさんがミルフィの頭をぽんぽんとしたわ。


 うーん、ミノルおじさんのぽんぽんは私だけのって思ってたからなんだかちょっと妬き餅やいちゃう。


 ミルフィはえへへーっと笑いながら了承したわ。


 ミノルおじさんのぽんぽんは気持ちいいもんね。わかるわ。


「よし……オッケーだ。もし良かったら紙に書き出しても良いかい?」


「お願いします。」


 ミノルおじさんは棚に置いてあったメモ用紙にサラサラっと文字を書いた。



 名前:ミルフィ

 種族:人間


 LV:1

 生命力:17

 精神力:6

 体力:12

 知力:8

 敏捷:10

 器用:7

 気力:20

 魔力:7

 状態:正常


 技能: 回復魔法LV1

 魔法:ヒール、キュア


 受動技能:なし


 称号:回復士



 ミルフィってばまだレベル1じゃないの!このレベルでグレースからマールまで来るなんて……ある意味すごいわ、チャレンジャーよ。


「はわわ!精神力、6!ステータスの中で1番低いわ!」


 ミルフィがフラフラしはじめちゃった。だいじょうぶよ!がんばればすぐ上がるから!


「うーん、これはちょっと可哀想だな。明らかに前衛職のステータスだ。あと、ミノルさんの等級の説明通りならミルフィさんのステータスの合計は37、初級の白だ。」


 お父さんが思わず唸った。


「確かにな。特にレベル1にしては生命力、体力、気力が高い。素早さがそこそこあるから軽戦士や剣士、格闘家とか向いてる。こりゃ扱き甲斐があるな、嬢ちゃん。」


 ミノルおじさんの嬢ちゃんは私とミルフィのどっちにいったのかな?


 ああ、きっとどっちもね。


「というわけで、さっそく精神力を上げていきましょう!」


 今日中にパパッと30くらいまで上げちゃおう!

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