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004はるばる来たぜ、異世界

ようやく、異世界に転移します。

 目を開けると、草原が広がっていた。管理者さんの所では感じることの出来なかった、風が肌を撫でる感触と草花の香りが、ここが現実世界だと教えてくれる。


 気温は高くもなく低くもなく、心地良い風が吹いている。季節は春かな?ってか、日本と同じように四季とかあるのかな?異世界だからその辺も違うのかな?まぁ、今は深く考えた所で仕方ないか。


「さて、と……まずは自分の身の回りと持ち物を一通りチェックかな。」


 こう言う時はまず自分の状態を確認するのが肝心だからね。


 まずは異世界らしい(?)服装。死ぬ直前の服装であるスウェットで異世界に行くわけじゃないか、さすがに目立つからね……。うん、ひとまず動きやすい服装で良かった。後、魔法使いっぽい(?)ローブ。ますます良いね(中二病)。


 あ、ポケットに硬貨が何枚か入っていた。まぁ、入国とかの手数料の分ってことかな?正直助かる。あれ?そもそも貨幣価値ってどうなっているんだ?


 そもそも、姿形も変わっていたわ。15歳くらいの青年の姿に。これもあれかな?転移ボーナスの一種かな?こっちの世界の成人した歳頃にしてもらったんだな。ちょっとメタb……ふくよかなお腹もスッキリしているし。


 さすが異世界だな……日本の知識が全く役に立たない。まぁ、それも承知で異世界に来た訳だけどね。


「後は、転移ボーナスのこれか……。」


 と、自分の身長ほどの「魔法の杖」を眺めた。地球で言う樫の木に似た材質で出来た、長さ180cm程の真っ直ぐな棒……いや、こっちの世界で言う「魔法の杖」。特に装飾も無いけど、異世界の木材で作られているからかな?何となく魔力の流れが良さそうな気がする。持つと手にしっくりと馴染む感覚はあるな……多分これは、転移ボーナスの「 打撃系攻撃力Up 」の効果もあるのかな?


「うん、姿形は想像通り。次は魔法かな。」


 一応、属性魔法は全部使えるんだよね。入門魔法だけだけど……。


 ところで、入門魔法って何が使えるんだ?そもそも属性についても知らないぞ?


「しまったな……管理者さんに聞いておけば良かった……。まぁ、でも自分はこう言うときのための必殺技がある!」


 そう、その必殺技とは……『テンプレ』を知っていると言うことである!


 やっぱり、魔法の属性といえば、基本は火/水/地or土/風だよな?回復魔法は聖属性かな?他にも色々あるのかな?ひとまず試してみよう。

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