000プロローグ
初投稿作品です。気ままに更新します。
拙い作品ではございますが、お付き合いいただけますと幸いです。
「ここは……?」
何も無い白い空間だった。辺り一面見回しても草木一本生えていること無く、人っ子一人いない、ただただ何も無い空間だった。
「え~っと、思い出せ~思い出せ~……」
自分はどうやら、独り言を言うのが口癖の様だ。とは言え、現状を確認するだけの余裕は出てきた。
「木元 宗太、35歳の窓際会社員……って、自分で窓際言うな、虚しくなる!!」
自分にツッコミを入れる余裕も出てきたようだが、状況は変わることはなく。
「さて、これからどうしようかな……とは言え、右も左も分からないからどうしようも無いけど……?」
突然、目の前の空間に黒い穴が出てきたと思ったら、中から綺麗な女性が出てきた。
「初めまして、木元様。私はこの世界を管理する、そうですね、今はひとまず管理者とでも名乗りましょうか」
そう言って、深々と丁寧にお辞儀をしてくれる管理者さん。えっと、ちょっと……どこがとは言わないけど、大きい……。
「どうかされましたか?」
「い、いえ、その……管理者さんがとてもお綺麗だったもので……」
「……?あぁ、この姿ですか?この姿に意味はありません。より伝わりやすい女神と呼ばれるものをベースに、あなたの中にあるイメージを肉付けしたに過ぎません。」
「私のイメージ?」
「はい。相手に警戒を抱かせにくい女性をベースにしており、そこから木元様の頭でイメージしている女性像や木元様が女性に着せたいと思っている服装や性癖にいたるまでをトレースし、反映したのが私となります。なので、こう言うことも可能です。」
と言うと管理者さんは光に包まれ…一瞬後には、ビッ●リマンのスーパー●ウスの様な姿の男の人がいた。
「え……。」
「ちなみに、女性だけでなく男性を選ぶことも可能です。以前転成した女子高生は、美男子の姿を想像していました。」
Oh……一体誰が見たがるのか…需要あるのか?それ……。
自分がちょっとへこんでいると、再度管理者さんから詳しい話を続けていく。