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第0話 戦闘狂
ーーいつかの夢を見た。
砂埃の舞う中、荒野一帯に散らばっている命を失った人間、剣や弓矢。
その中央に立っているただ一人の大剣を携えた人間。
…思い出した。あれは俺だ。この荒野で戦争があった。敵も味方も、大勢の人間が死んでいった。だがここに倒れているのは、その大半が敵の軍勢だ。俺が殺した。俺は戦闘に関しては常軌を逸しているほど好んでいた。そして、この戦争のこともあり、こう呼ばれるようになった。
戦鬼。またの名を、
ーーーーーーーーーーー戦闘狂。
どうも、颶炎です。大変久しぶりです。この度新しく作品を上げていきますので、ぜひぜひこれからも読んでみてください。