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VIII 実践編 〜旅行中に削減出来た二酸化炭素〜

 私は2008年のゴールデンウィークに、電車で2泊3日の一人旅してきました。

 個人的には今回の一人旅をエコトラベルと称して、旅行中にどれだけの二酸化炭素を削減出来たのか考えてみることにしました。


 私はコンビニやみやげ物屋で買い物をする時には、レジ袋を全て断り、あらかじめ持っていた袋に入れました。

 また、500mlパック入りの飲み物を買う時には、持っていたペットボトルに詰め替えるという理由で、ストローを断りました。

 さらに食事をする時には使い捨てのプラスチックのトレーを扱っている店を避け、食後にごみが極力出ないようにしました。

 以上の努力をした結果、大体70gくらいのプラスチックを節約出来たのではないかと思います。

 プラスチックを製造するのに、その3倍量の石油が必要と仮定した場合、計算上約210g削減出来たということになりました。

 また、もしこれらのプラスチックが全て捨てられて、可燃ごみとなって焼却されていたものと仮定した場合、この70gの節約によって二酸化炭素は210×0.84×44/12=648g削減出来たということになりました。

(プラスチックの原料は、炭素数大体7から11くらいの炭化水素ですので、ここではガソリンと同じものとして考えました。)


 また、食事の時には自分で箸を持参した結果、割り箸を6膳節約することが出来ました。

 さらには松屋に立ち寄った時、再利用可能な箸を扱っていたことを考慮すると、もう1膳加えて、合計7膳節約したことになります。

 ここで、「割り箸から出来る二酸化炭素削減法」の項で書いたことを参考にした場合、二酸化炭素を9.35g×7=65.45g削減したことになります。


 また、ホテルに宿泊していた時には節電にも取り組みました。

 内訳は次の通りです。

・就寝時間をいつもより繰り上げた…2日間合計で30分節電

・入浴中に居間の照明を消した…25分間節電

 居間の照明を仮に72Wとした場合、結果的に66Whの節電をしたことになります。

 ここで、「家電製品から出来る二酸化炭素削減法」の項で書いたことを参考にした場合、二酸化炭素を0.066kWh×360=23.76g削減したことになります。


 以上を考慮すると、私は今回の旅で二酸化炭素を648+65.45+23.76≒737.2g削減してきたということが考えられます。


 また、旅行をしていた間に自動車を運転したのは、初日に駅に向かう時と、最終日に駅から家に帰る時だけでしたので、結果的には3日間で1往復、すなわちノーカーデーを2日間もうけていたことになります。

 私はノーカーデー1日につき、ガソリンを2リットル節約したものとして考えていますので、計4リットル(4000ml)節約出来たことになります。

 ということは、二酸化炭素は4000×0.75×0.84×44/12=9240g削減出来たことになります。

 自動車を控えることによる削減量は相当なものだということを改めて実感しました。


 個人的には、工夫次第でもっと減らせたはずだと思っているので、次回の旅行でそれを試してみるつもりです。

 皆様もエコトラベルに協力をよろしくお願いします。


 また、この場をお借りして私からひとつお願いがあります。

 これまで旅行をして気づいたことなのですが、暑い時期にホテルにチェックインして部屋に入った時、エアコンのリモコンの温度表示が異様に低い設定になっていたことがありました。

 もしかしたら、前に使っていた人が、ガンガン冷房を使っていたのではないかと思います。

 その人がどのような気持ちで使っていたのかは分かりませんが、私としては「どうせ宿泊料金は同じなのだから、いくら電気を使おうがかまうものか。」という感じに見て取れます。

 会社のお手洗いでも、トイレットペーパーを異様にたくさん使う人がいるのですが、このような「これは所詮自分のものではないのだから。」と見て取れるような発想はぜひともやめてほしいです。

 このようなエゴ意識が結果的には深刻な環境問題となって、私達に返ってきているのです。

 どうか電気や資源を出来るだけ無駄にしないよう、ご協力をお願いします。

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