気がついたら
「気がついたらやっていたってことあるじゃん」
彼は突然言った
「そうだね、どうしたの急に?」
「俺はそうゆうことがしょっちゅうでさ、こないだなんかさあ」
「うんうん」
「世界救っちゃってさ」
「嘘つけ!何があったし!?」
「ただ落ちてた通信機が何か言ってるからその通りに動いただけなんだけどな」
「通信機落ちてること中々ないけどな」
「途中凄い大変だったの」
「その話が本当ならそうだろうね」
「どうせ近所の犬猫とファイトしたとかだろ」
「何故わかったしっ」
「その通りかよ!」
「キャットフードとドッグフードはどっちが美味いか確かめててな」
「なにやってんだよ」
「これは猫好きか犬好きかで意見別れるな」
「いや、聞いてねぇよ」
「でもそのあと大変だったんだからな」
「どこのスーパーの試食が美味いか調べたとかだろ」
「!?」
「何故わかったみたいな顔やめろ、当たったのかよ」
「お前…ストーカーはあんよ」
「あかんよだろ、あんよしてどうする、それにしてないからな」
「色々、調べた結果な」
「どうなの?」
「我が家の飯が一番だわ」
「そんなカレーみたいな結論でいいかよ」
「最後はな一番楽で核兵器のない世界の計画設計して実行するという30分で終わる簡単な作業だ」
「いやメッチャハードじゃん出きたのか!?」
「あたりまえさ、だからこうしてお前と一緒に話していると世界を守る価値があったと思うよ」
「…お前」
「まあ、全部ウソだけどね」
「うん、知ってる」
そんな日常