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チューリップと非日常  作者: 春恋
1☆日常から非日常へ・・・
5/5

五話目

たったったっ・・・


夜の住宅街に私の足音が響いた。

少女に言われたのは、街のはずれにある大きな公園。今はもう使っている人がいなくて、近々壊されるみたいなことをいわれていた。

道を間違えないように、走っていく。


しばらく走った後、ようやく公園を見つけることができた。公園の名は『下川公園』だ。

「ここね・・・。イエティの使い魔がいるのは」

あたりを見回す。すると奥の方に黒い影が動いていた。

「あれかな・・?近寄ってみよう」

近寄ると、黒い影の正体は、全身毛むくじゃらの人のような体をした怪物だった。

「ひゃっ」

思わず漏れる声。怪物はこちらに気づくと、ガアアアと声をあげてこちらに向かってきた!

「き・・来た・・・!」

私はさっきもらったステッキを目の前に出して、思いついた言葉を並べていった。魔法なんてよくわからないけど、今はこの言葉しか思いつかない!

「バウブランチ!!!」

すると地面からいきなり大枝がにょきりと生えて、それが一気に増殖する。そしてその大枝は怪物たちの足元に絡まり、そして何本かはお腹を突き刺した。

青色の、気持ち悪い体液(血液?)が飛び散る。

お腹に刺さった怪物は苦しそうな声をあげながら、倒れて、そしてただの青い液体になった。

「やった・・・の?」

初めての感覚。怪物とはいえ、初めての殺すという行為が私を油断させた。

お腹に刺さるのを避けていた怪物がまだ数体いたのだ・・。

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