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チューリップと非日常  作者: 春恋
1☆日常から非日常へ・・・
4/5

四話目

あまりの光に思わず目を閉じて・・・そして開けると・・別に魔法使いっぽい服を着ていたわけでもなく、何も変わらない私しかいなかった。

いや・・・変わったのは・・・

「これ何!?」

私の右手には、茶色の長い棒の先に濃い緑の玉がついた、まるでお話の中にでてくるような魔法のステッキが握られていた。

「あなたの想像通り、私たち、魔法使いが魔法を使うのに必要なステッキよ。それを使わないと私たちは魔法を使うことができないの」

少女が説明してくれる。

「わかった・・・とりあえずこれで魔法を使えばいいのね!って・・・魔法なんてどうやって使うかわかんないよ!」

魔法使いになったはいいけど(本当になったの?)、魔法なんて今まで一度も使ったことなんてない。

そう思っていると、少女は驚く言葉をいった。


「私も知らない」


・・・・・。

・・・・・・。

「え!?」

衝撃の一言だった。

し、しらないって・・・?

「どういうこと?」

「そのまんまの意味よ。魔法っていうのはその人ごとに使える力が違うの。例えば私の魔法は『フラワーイリュージョン』っていうんだけど・・・私以外にこの魔法を使える人はいないのよ」

なるほど。つまり個人ごとに使える魔法が決まっていて、自分の使える魔法はその人にしかわからない、ってことか・・。

「じゃあぶっつけ本番で?」

「そうね、そうなるけど・・・あなたにしか頼める人がいないの。どうか・・・私を助けて!」

少女は私にはじめて泣きそうな顔を見せた。

・・・よし、私にできるのはこの子を助けることだ。

私はこの子を助けるために戦う。


「任せて!落合日名子、人助けは大の得意!」

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