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  作者: 三谷湊
6/11

初めてのおつかい――出発――

もうすぐ400PVです。

ま、珍しく無いでしょうが。

それよりも更新遅くてすみません。遅筆な上に夜寝る間を惜しんで書いているので、なかなか時間が……。

翌日の授業に響くし。

学生の悩みですね。

そして明朝。

俺は兵士達の前、壇の上に立っていた。

暗く沈む俺の心を皮肉るような明るく晴れた空。

これから俺がする事を考えると吐き気がする。そんな俺の気分を知ってか知らずか、俺を見る兵士達の目は輝いていた。

まぁ俺が兵士の立場なら同じ反応をするだろう。

長く続く一進一退の攻防。それにケリをつける『勇者殿』の登場。

希望ばかりが心に浮かび、舞い上がらないはずが無い。

こうして現実逃避をしていた俺に声がかかる。

「えー、では勇者殿に挨拶していただこう」

かなりの人数がいて、あまり大きさに自信の無い俺の声は後ろまで届きそうにない。

だから魔法を使う。イメージはマイク。

「あー、あー、聞こえますか?」返事は無いが後ろの方でざわめいている。

それを聞こえていると解釈して続ける。

「俺は勇者だ。今日、敵陣に攻撃する。狙うは壊滅だ」

おお?、と驚きの声。

静まれ、と将軍の声。

「だが、攻撃するのは俺一人でいい。誰も必要無い」

まだ敵味方の区別が出来る程、上手く魔法が使えない。

それにどうせ殺すなら、遠くから一気にした方が罪悪感が少ないだろう。

「だから皆、見ていてくれ。勇者の力を」

最後をほどほどに締めくくると俺は壇から降りた。

その背中にたくさんの拍手が向けられた。

そして後に色々として集会は終わった。


「それでは勇者殿、ご武運を」

将軍の見送りの声。

「ああ」

答える俺。

いよいよ実戦だ。


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