追憶-Ⅰ
1000PV超えたので。
沢山の方に見ていただけて、とっても嬉しいです。
チュンチュン、と雀が鳴いている。
それを合図にベットから起き上がる。
時刻も丁度良い。
学校へ行く仕度をしよう。
着替えて顔洗い、歯を磨きそして朝食。
共働きの親が、二人とも単身赴任というミラクルのため今年から一人暮らし。
もちろん、炊事洗濯掃除と家事全般を一人でこなしている。
今朝の食事は目玉焼きトースト。
まさにシンプルイズベストだ。
さらに、ウチの学校には学食なんて無いから弁当の用意。
クラスの弁当が不味いとか言う奴は一度自分で作れば良いと思う。
朝がどんなに大変か分かる。
「という事で、完成!」
やっぱり自分で何か作るのは楽しい。
もっとも、あまり手の込んだ物は作れないので冷凍食品も数多い。
ただ、ギリギリ栄養バランスは大丈夫のはずだ。
そう考えながらテーブルに着く。
誰もいないが、
「いただきます」
と言う。
小さな頃からの教育の成果だ。
あっさりと朝食を食べ終わる。
学校へ行く時間だ。
洗い物を流しに置き、手を洗って鞄を掴んで外へ。
「行ってきます」
扉開けた瞬間に春風が吹き抜ける。
今日もまた良い一日が始まる予感がした。
その時、ガチャッと隣の家の扉が開く。
そして明るい声で
「いってきま~っす」
と聞こえる。
という事は幼なじみのアイツだ。
俺の視線に気付いたのか 「おっはよ~」
と明るく挨拶。
俺も
「おはよう」
と返す。
その後、ささやかな庭を通り大通りに。
そしてアイツと肩を並べて投稿する。
俺たちは生まれて以来、筋金入りの幼なじみだ。
最近に始まった訳では無いが、あまり話さなくてもアイコンタクトで意志が通じる。
そんな俺たちをクラスの皆はおしどり夫婦と言う。
普通なら嫌がるだろうが俺たちは認めている。
俺に言わせればアイツは美人で、アイツに言わせれば俺はイケメンだ。
まるでバカップルだが、これほどラブラブなのだった。
このままの関係が続いて、結婚して子供を育てて、二人で年老いて末永く幸せに暮らすと思っている。
本当に俺は幸福者だ。
けれど、その幸せは思いもよらぬ形で終わりを告げる。
俺は、異世界に召喚された。
Ⅰなので、また何かあれば書きます。
感想、評価をお待ちしてます。
誤字脱字もあればよろしくお願いします。
それでは。