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箱庭の遊び方  作者: 麦頭
序章
1/15

始まる前の、誰かの戯言

初めて小説というものを書きます。

拙いところばかりというか、拙いところしかないとは思いますが、読んでいただけたら幸いです。

少しでも皆様の時間に楽しみを提供できることを祈って。

――――――自分が物語の主人公であるという夢想を描いたことがあるだろうか。







ちなみに俺は、ある。


しかもわりかし本気でだ。


というかきっとそれは誰にでも一度はあるんではなかだろうか。

小学校の時、気合を入れたら手から何か出ると思って『修行』した男の子は何人もいるだろうし、幼稚園の時にお姫様になりたいという夢を持っていた女の子たちも、言ってしまえばお姫様が出てくる物語を読んだり聞いたりして、だからこそ『なりたい』と思うんだろう。



ただ、現実はどこまでも厳しく、俺らはあるときに気付く。



どんなに頑張ったって手から気なんか出ないし思いっきりパンチをしても伸びたりなんかしない。

お姫様にはなれないし、ガラの悪い男に絡まれたって、都合良くかっこいい男の子(女の子でも可)なんかが助けてくれたりなんかしない。


現実はどこまでも現実で。夢想したことは結局どこまでいっても空想で。

そんなに都合よく物語の登場人物にはなれないことが否応なしに突きつけられて。

現実に生きていくことの辛さを押し付けられて。それを乗り越える面白さを見つけたりして。


でも残念なことに俺は気付くことができなかった。


気付くことを恐れた。




中学校時代の暴走がそのまま続いた。



もう一度聞こう。


自分が物語の主人公であるという夢想を描いたことがあるだろうか。


そしてさらにもう一つ聞きたい。


いまだに自分が主人公だと信じているだろうか。



―――――――俺は信じている。


お前たちも信じてるなら、俺と遊ぼう!!




今から始まるのはそんな大人になれない馬鹿どものくだらない妄想遊びのくだらない殴り合い。


遊び場は俺が作る。


ルールはいくつかあるが、大原則は一つだけ。


『妄想で、妄想を屈服させろ』




さぁ、俺の箱庭で、夢をかなえようじゃないか!!!






誤字脱字、感想お待ちしております。

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