タトゥーには、こんな役割もあるんです。
【閲覧注意!】生々しい傷などの画像(全て拾いものです)があります!そういった物に弱い方は、どうかお戻り下さいますようにお願い申し上げます!m(_ _;)m
ふと拝読させていただいたエッセイ……
『タトゥーの柄に、果たして正解はあるのか?』 作者: エンゲブラ様
(https://ncode.syosetu.com/n1179kw/)
それとは違う視点での"タトゥー"に関わるお話です。
ご意見に反対などと言うつもりは毛頭なく、ただこういうこともあるのだとご紹介させていただければと思ったのです。m(_ _)m
どうか広く優しい、寛容な世界でありますように(*人´ω`*)
タトゥーというと、どうしてもファッションや自己表現の一部としてのイメージが強く語られがちですが、実はそれだけではありません。
タトゥーには、こんな役割もあるんです。
事故や手術、病気などによってできた傷あとや白斑、失われた部分を補うための「医療用タトゥー(パラメディカルピグメンテーション)」というものがあります。
【閲覧注意!】
この後に生々しい傷などの画像(全て拾いものです)があります!
そういった物に弱い方は、どうかお戻り下さいますようにお願い申し上げます!m(_ _;)m
↓③
↓②
↓①
↓ゼロ
これは見た目の悩みを和らげるだけでなく、その人の生活や心にそっと寄り添う、ひとつのケアのかたちです。
たとえば、乳がんの手術で乳輪・乳頭を失った方が、再び「自分の体らしさ」を取り戻すために施されるタトゥー。
あるいは、目立つ傷あとや火傷の痕を、花や葉などの模様でそっと覆い、自分の肌をもう一度好きになれるようにと願って入れるものもあります。
それは、ただ隠すためだけではなく、前を向いて生きていくための選択。
誰にも言えない痛みや記憶を抱えながら、それでも今日を歩いていくための、静かで美しい決意のひとつです。
もちろん、これは海外だけのお話でなく、日本の医療機関でも行われています。
(一般財団法人:日本医療アートメイク財団、医師法第17条に則った医師または医師の指示を受けた看護師のみが行える施術となります。無論、無資格者による施術は法律違反に当たります。)
今回このエッセイでは、医療用タトゥーをご紹介するだけに留め、医療におけるタトゥーについては割愛させていただきます。m(__)m
タトゥーには、そういう「癒し」や「再生」の意味をもつものもあるということ。
どうか、少しだけ心に留めてもらえたら嬉しいです。
例えば、暑い日でも袖を出さない方がいらっしゃるかも知れません。
この夏の暑い暑い観客席で、ノースリーブになられた方がタトゥーをされていたとします。
服を脱いだことで、この方が熱中症を免れる・・ということもあるかもしれません。
暑さを我慢して、この方が熱中症になられても、その責任をとってくれる人はいません。
世界が再び動き出し、様々な国の文化や価値観が交わる今。
自分と異なるものを否定するのではなく、『そういう背景があるのか』と、少し立ち止まって考えてみること。
それが、本当の意味での”協調性”かもしれません。
誰にも言えないような傷を持ちながら、それでも前に向いて生きようとする人の姿は、決して否定されるべきではありません。
皆様は、さきほどまでのタトゥーを見て、何を感じられましたか?
・・・ただ、私はこのタトゥーをとても美しく、気高ささえ感じるのです。
どうか広く優しい、寛容な世界でありますようにとお祈りいたします。(*人´ω`*)
既にご存知であったのなら、出過ぎた真似をいたしましたこと、どうかご容赦していただけると有り難いです。m(__)m
もちろん、その方の言動、立ち振舞、TPOに合わせた服装など自己責任に関わる点においては……タトゥーが泣かないようにお願いしたいものですね。(*´ω`*)