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狭間の記憶  作者: 真野魚尾
第二部
6/12

落ちこぼれ

 学べども、学べども。

 一向に頭に入って来ないんだ。


 僕は落ちこぼれ。

 そう気付くまでに、こんなに時間がかかってしまった。


 ありのままでなんて生きていけるはずもない。

 僕はひたすら「普通」を演じて生きてゆく。

 生きるために。


 毎日、毎日、疲れ切ってしまうよ。

 夜、家に帰るたび、もう何もする気もなくなってしまうほどに。

 終りが見えない。先も見えない。


 君はいつの間にか、いい人を見付けて、僕の前から去ってしまった。

 僕は自分で見付けなきゃいけない。

 でも、誰がこんな僕を受け入れてくれるだろう。


 僕は落ちこぼれ。

 こぼれ落ちた後も、生きていかなくちゃいけない。

 ありのままでなくても。

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