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狭間の記憶  作者: 真野魚尾
第二部
5/12

……たま!

 あれは小学校低学年の頃でございました。

 わたくし、幼なじみの男子たちと近所を元気に駆け回っておりました。


 一緒になって、笑い合っておりました。

 それはもう無邪気に、お下品な単語を連呼しておりました。


 ほとばしるパトスとともに、わたくしの口から、大音声で発せられたのでございます。


「き……」


 止めようがございませんでした。


 叫び終えた瞬間、静寂が訪れました。

 そばを通り過ぎるお上品な女子生徒たちが、こちらをじっとりと見つめておりました。

 ゴミを見るような目つきで。




 ええ。今もわたくしの根っこのところは、あの頃と同じでございます。

 相も変わらず、お下品な話をしたためる日々にございます。


 三つ子のタマシイ百まで、とも申しましょうか。


 とはいえ、わたくしももう大人。匙加減は弁えておりましてよ。

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