12月(2回目)
【この作品はフィクションです】
正常なボケとツッコミの世界に戻って参りました。
「じんぐるべーる、じんぐるべーる、すずがーなるー。」
「………。」
「なんちゃーらー、かんちゃーらー、ほにゃらららー、へい!」
「もうわからなくなってるのかよ。」
「仕方ないんだよ。歌詞というものは基本的に覚えづらく出来ているのだから。」
「そんなことないだろ。」
「そんなわけでクリックマッスルなんだよ。」
「クリスマスな。なんだそのクリックの回数を競ってそうな名前。」
「卓上の格闘技、クリックマッスル!!」
「かっこよさげに言ってるけど結局はクリックしてるだけだろ?」
「右クリックは3回まで認められています。」
「知らんけど。」
「ケーキくれ。」
「急な糖分の所望。」
「クリスマスと言えばケーキなんだよ。ケーキがなければクリスマスの魅力半減なんだよ。」
「まぁ、なんとなくわかる。」
「右クリックは3回まで認められています。」
「ケーキの?」
「ケーキの。」
「ケーキの右クリックって何?」
「ほら、ケーキって苺が並んでるじゃん?」
「まぁ、全部が全部ってわけじゃないけどな。」
「そういうことなんだよ。」
「どういうことだよ。」
「ちなみにだけど、ブッシュ・ド・ノエル、っていうクリスマスケーキがあるじゃん?」
「あるな。」
「あれの後ろに、スープレックス、ってつけたら、プロレスの技名みたいだよね。」
「ブッシュ・ド・ノエルに限らず、後ろにスープレックスつけたら、なんでもプロレスの技名みたいになるだろ。」
「なるほど。つまりは、カレーみたいなものだね。」
「急なインド風味。」
「ごはんでもうどんでもパンでもピザでも、後からカレーをかければ、なんでもカレー風味になるんだよ。」
「否定はしない。」
「これが俗に言う、ジャッジメント・オブ・カレー。」
「俗に言わない上に、無駄に中二臭漂うネーミング。悪いとは言わないが。」
「粋だよね。」
「粋の意味。」
「着流しというスタイルがあるんだよ。」
「急にどうした。」
「それはそれとして」
「着流しが現れた意味。」
「で、だ。ケーキはあるんだろうね?」
「用意しているが。」
「ケーキのサイズは景気の良さに比例すると界隈では常識になっておりますが、」
「どの。」
「腹に入っちまえば一緒じゃね?」
「小学生女子の言うことかね。」
「一緒なわけないんだよっ!!!」
「過度のメンタル不安定。」
「サイズが違えば食べられる量も変わってくるんだよ!!そんなもん大きい方が嬉しいんだよ!!小学生だから!!美食家じゃないから!!」
「わかったわかった。」
「七面鳥が本当に七つの顔を持っていたらそれはそれでカッコいい。」
「急にどうした。」
「それはそれとして」
「七面鳥が現れた意味。」
「プレゼントは何かな?」
「言わせるのかよ。」
「聞きたいんだよ。」
「ワクワク感なくなるだろ?」
「プレゼントによってリアクションのプランを変えるので先に知っておきたいんだよ。」
「嫌な小学生だな。」
「憎まれっ子世にサブカル。」
「はばかる、な。」
「さぁさぁ告げるがよいぞ。」
「そもそもプレゼントはサンタクロースが深夜に持ってくるから俺も中身は知らん。」
「なーんだ。そうならそうと早めに言えばいいんだよ。」
「あっさり納得するのな。」
「大人の嘘には寛容な心を持たねば納豆も大豆に還ってしまうんだよ。」
「逆発酵。」
「ま、茶番はこの辺にして、」
「自覚あったのか。」
「そろそろ始めるんだよ。クリスマスパーティー。」
「だな。」
「別名、今年も彼女が出来なかった同居人の虚しい心を小学生女子が癒してさしあげるパーティー。」
「なんかすっごい嫌な別名だな。」
「気にしないが良しなんだよ。」
「わかった。気にしない。」
「竹刀で脛を叩くと、なんであんなに痛いのかね?」
「何ヵ月前のネタだよ。」
少しは肩から力を抜く助けになっていたのなら幸いです。




