第10章 2話
向こうからやってきた。
目のすぐ側にまで彼は来た。
ヒューマノイドの姿で・・・鎧に身を包んでいる。
全身鎧姿で・・・まるで騎士のようでもある。
「俺こそが四天王の最後の一人、ヘレクロウス様だ!」
・・・律儀な自己紹介ありがとうございます。
「おまえが妖魔キラーを持つ者だな?倒してくれるわ!!」
剣を抜く。
来る・・・!
私はそれをなんとか避ける。
さて・・・。
どうしよう・・・。
こういう正当派ってのは初めて。
だからこそ、逆に戦い方が限定される。
鎧に身を固めているから、弱点らしき部分も分からないし・・・。
どう戦えばいいのか・・・。
ロボ・・・。
ううん!
もうロボはいない。
いつまでも仲間に頼っちゃ駄目。
私は妖魔キラーを使わなくちゃいけないんだから・・・。
「ヨーコ様!!」
「フェアやユニコは下がってて!!」
クロウと戦う前に、ここで私は死なない覚悟をしなくちゃいけない。
もしかしたら・・・。
私は今まで仲間に甘えていたのかもしれない。
すぐに頼っていたかもしれないし。
でも・・・もう甘えちゃいけない。
「どうした!妖魔キラーとやらは使わないのか?」
くっ・・・。
そう簡単に使えるようなら苦労はしないわよ。
「何だ?使えないのか?」
「そうよ!」
私はあっさり認める。
どうせ誤魔化したってどうしようもないし・・・。
「そうか・・・。それなら・・・楽勝だな」
うっ・・・やっぱり?
「悪いが・・・死ね!!」




