第6章 5話
「そういえば・・・」
これも聞いておきたい事だった。
「妖魔キラーって・・・何なの?」
そう・・・。
未だに使う事に出来ない、私の武器。
その妖魔キラーが何なのか・・・。
それを知っておく必要はあるわ。
何せ・・・絶対に使う武器。
その予備知識はあった方がいいわ。
「そうか・・・。まだ使えないのか・・・」
ドラゴンは察してるみたい。
私は黙って頷く。
「この私も一度しか見た事無いが・・・、形は普通の剣にしか見えない。だが、それで切られると我ら妖魔界の住人は形も無く消え去ってしまうんだ」
それはまた・・・。
「・・・と、言う事は・・・当然あなたドラゴンやルドルフ、ましてや仲間であるフェアやユニコもそうなるって事・・・ね?」
「そういう事だ」
つまり・・・諸刃の剣って事ね。
それは・・・あんまり使いたくない武器ね。
「ふむ・・・。その表情を見ると、お前は確かに妖魔界を救う素質はあるようだな」
「・・・?どういう事?」
「知ってるだろう?以前妖魔キラーを持った人間が妖魔界を滅ぼそうとした事を」
そういえば・・・。
だからこそ、私がそんな武器を使えるなんて、未だに信じられない。
妖魔界の住人を滅ぼしちゃうんだなんて・・・。
「だが・・・おまえはその武器を振り回すようでは無いな」
「当たり前じゃない。そんな危ない武器・・・。まず使いたくも無いわよ・・・」
「でも、お前は使わざるを得ない。何故ならクロウを倒すには妖魔キラーしか無い」
うっ・・・。
それを言われると弱い。
クロウは倒しておきたい存在。
だけどそれには妖魔キラーしか無い。
ハッキリ言って今までのような戦い方で勝てるとも思ってない。
かなりの覚悟が必要ね・・・。
「この街の地下へ行ってみるといい」
「地下・・・?」
どういう事・・・?
「危険な所だが・・・お前には必要な場所だ」
必要な場所・・・?
「ドラゴン様もこう言ってる事ですし・・・行ってみては?」
フェアもこう言ってるし・・・。
必要な場所という言葉も引っかかる。
ドラゴンはもう話す事も無いのか、目を閉じてしまった。
寝てるのかしら・・・?
仕方ないわね。




