表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖魔界  作者: 山本吉矢
20/117

第2章 8話

なんとか・・・。

私は力を振り絞って体を動かす。

ドスン!

凄まじい音がすぐ側で聞こえた。

なんとか・・・避けたけど次はもうこうはいかない。

体が思うように動かない・・・。

「ヨーコ様!!」

フェアとユニコがもうすぐ側にまで来ている。

どうすれば・・・。

・・・!!

そうだ。

時間稼ぎかもしれないけど・・・。

私は地面にあった砂を掴む。

「はっ!!」

目に向かってそれを投げる。

「ぐわっ!!」

やった!

目に入ったわ。

これで・・・。

「たぁ!!」

足を蹴る!

急に目が見えなくなった所で、足が不安定になった所でトロルは倒れ込む。

今のうちに・・・。

「ヨーコ様!!」

すでに私の側には、フェアとユニコが来ていた。

「ありがたいわ。乗せて!」

私はユニコの背中に乗るとそのまま山の頂上の方へと登った。

ふと後ろを振り返る。

トロルが追い掛けて来ている。

しつこいわね・・・。

ん?

あれは・・・かなり大きな岩・・・。

そうだわ。

「止まって!」

「どうするんです?ヨーコ様」

「これを使うのよ」

そう言うと、大きな岩に手をかける。

くっ・・・やっぱり動かない・・・。

「手伝います」

ユニコも押す。

すると・・・岩がゆっくりと動いた。

そのまま・・・下へと転がり落ちる。

当然、トロルの所へとまっすぐ向かっている。

そのまま・・・岩の下敷きになってしまった。

「これでトロルの心配はしなくていいわね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ