表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖魔界  作者: 山本吉矢
114/117

第12章 城

私は・・・。

再びこのお城に戻って来た。

やっと帰って来た・・・。

まさにそんな感じね。

中に入り、ふと・・・。

私は肖像絵に目が止まる。

そう・・・。

初めてこの城に来た時にも、確かこの絵を見たんだわね。

「・・・あっ!!」

私は気づいた。

フェアも・・・ユニコもウルちゃんも驚く。

そう・・・。

その絵の・・・鎧。

それは・・・。

指輪の力で、私が身に付けた鎧とまったく同じ。

そして・・・。

持っている剣も妖魔キラーそのもの。

まさか・・・。

「どうした?」

ふと・・・。

ルドルフが姿を現す。

「ルドルフ・・・。この絵は・・・」

「ああ・・・。これか・・・。俺の祖先が描いたと言われる『伝説の少女』という題名だ」

伝説の少女・・・。

「もし・・・この妖魔界が混乱する時が来たら、この少女が現れて・・・妖魔界を救うと言っていた」

これは・・・まさに・・・。

「私・・・、クロウと戦ってる時に・・・この鎧を身につけてたわ・・・。そして・・・この剣は妖魔キラー・・・。私がその『伝説の少女』かどうかは知らないけど・・・、私の格好はまさにこの絵のそのままだわ」

まさか・・・。

この城に来た時に見ていたのは・・・。

将来の自分の姿になっていようとは・・・。

「そうか・・・。でもクロウを倒し、この妖魔界を救ったんだろ?それなら・・・まさに君は『伝説の少女』だ」

まさか・・・。

「でも!私一人の力で救った訳じゃない!フェアが・・・ユニコが・・・ウルちゃんがいてくれたからこそ!」

そして・・・。

今はもう眠っているロボがいてくれたから。

みんながいてくれたからこそ。

私はこの妖魔界を救う事が出来た。

「謙遜するな。君のその人柄もある。その人柄だからこそ・・・みんなは力を貸した訳だろ?」

ルドルフの言葉に・・・みんなは頷く。

「さあ!とにかく今は祝おうじゃないか!!」


残り少々となりました。

あと少しだけお付き合い下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ