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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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12話

狛犬に促され、5人は神社の社務所に腰を落ち着けた。まだ立ち上がる事の出来ない西原は、布団に寝かされるとすぐに目を閉じて寝息を立て始めた。むつは、またいつ息が止まるのではないかと心配だったようで、横にぴったりと寄り添っていた。


「むつ、風呂入ってこい。お前が1番どろどろだろ?そんなんで歩き回られたら掃除が大変だ。服はすぐに洗濯して貰え」


狛犬にそう言われると、むつは渋々といった感じで西原の側から離れた。少年姿の狛犬は、やる事が沢山あるとはりきった様子で、着替えにと浴衣を出したり、布団を敷いたりと甲斐甲斐しく動き回っていた。


暖かいお湯で全身を洗ったむつは、出されていた浴衣に着替えてまた西原は所に行った。手をかざして、呼吸がある事を確認すると、ほっとしたように息をついた。



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