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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「むつがやってるのか?」


「かもしれないですね…狛犬、湯野さんがどこに居るか分かる?」


「向こうだな。鬼を挟んだ向こうだ」


「なら、俺行ってくるよ。お地蔵様、あの鬼を何とかして頂けますか?」


祐斗は地蔵を地面に下ろして、そう言うとすぐにでも颯介の元に向かおうとしたが狛犬と地蔵が、それを引き留めた。


「待て。危ないだろ、むつが…」


狛犬は何かを言いかけて、はっとしたように狛犬は祐斗と地蔵に飛びかかるようにして下がらせた。よろけた祐斗は、大通りに出て尻餅をついた。狛犬に文句でも言おうと顔をあげると、祐斗の目の前に大きな手がごとんっと音をたてて、落ちてきた。よろけて手をついた、のではなく肘から先が落ちてきたのだ。


ばっさりと斬られており、断面からは茶色っぽいすかすかの骨が見え、とろっと緑色の液体が流れてきていた。

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