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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「昔は仲良かったんだぞ?参拝客が居なくなって、寂れて土地神があぁして奥に引っ込むようになって、あいつが身の回りの事を全部してしまうからな。する事がないんだ。まだ人が訪れていた時には、それこそする事もあったし仲良かったし、会話も沢山あったんだけど…する事なくて、居ても気まずいから散歩に出る。そうすると、相方はさぼってる役立たずなんて言う。だから喧嘩する事も増えて、仲悪なったんだ」


「身の回りの事を分担したらどうだ?」


「土地神は静かに過ごしてるだけだ。やる事なんてそんなに無いんだよ。する事なくてもお側に居るべきなんだけど…それがどうなぁ」


祐斗は、狛犬も地蔵も人と変わらないくらいの悩みを持つんだと思うと、親近感がわいてきていた。

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