表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
612/753

10話

のんびりとした和やかな雰囲気から一転、険悪な雰囲気が漂ってきていた。じろりと細い目で地蔵たちから睨まれている祐斗は、少し身を引いた。土地神と少年を視線も祐斗に向けられているが、その視線の意味は分からなかった。


「…何で、わたしたちの邪魔を?」


「そ、それは…その」


土地神からの依頼で動いてると言ってもいいのかと、祐斗がちらっと視線を向けると、目を伏せてほんの少しだけ首を振った。


地蔵たちに言わないで欲しいとの事だ。土地神はどっちつかずの、中立の立場を保つつもりでいるようだ。地蔵には睨まれ、土地神は助け船を出すでもないとなると、祐斗1人で3人の地蔵に立ち向かわなくてならない。なかなか勇気のいる事ではあったが、すぐに腹は決まった。きっと顔を上げた祐斗は、真っ直ぐ地蔵たちを見た。


「お地蔵様たちが居なくなったから、浮遊霊が溢れて亡者が出てきてるんです。それを、何とかして欲しいとの依頼がありましたので…それで、うちの玉奥と湯野がお地蔵を壊させないように阻止しています。最後の1体が壊れると何が起きるか分かりませんし…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ